今回はSIMGOTのMT3 PROという有線イヤホンをご紹介します。
有線イヤホンは高音質で音楽を楽しむことができるおすすめの製品。ワイヤレスイヤホンよりも利便性は劣りますが、とてもリーズナブルで高品質が魅力です。
「高品質×高コスパ」が人気のSIMGOT様から、MT3 PROをご提供頂いたので実際に使用してレビューしていきたいと思います。
- ハイレゾ対応で超高音質!
- 高級感のあるオシャレなデザイン!
- イヤーチップで自分好みの音に調整可能!
- 高機能ながらも7,000円台とリーズナブル!
SIMGOTってどんなメーカー?
SIMGOTってご存知ない方が多いですよね?
僕もメーカー様からご連絡頂くまで、聞いたことがありませんでした。
SIMGOTは2015年に設立された中国のオーディオメーカーです。最近の中国メーカーのオーディオ品質はとても高いことで注目されており、SIMGOTも人気を集めている企業の1つです。
SIMGOTは「高音質×高コスパ」にこだわっており、同クラスのイヤホンの中ではお求めやすい価格になっているのが特徴です。
SIMGOT MT3 PROのデザインは?
SIMGOT MT3 PROはスケルトン仕様が特徴的なイヤモニ型有線イヤホンです。
中が見えるという独特でオシャレなデザインで、Macとの相性も良いです。
有線ケーブルはピンクゴールドのような色合いで、とても上品に仕上がっています。
有線ケーブルは4本の高純度銅線を使用しているので耐久性は高め。明らかに一般的なイヤホンとは丈夫さが違います!また純度が高い銅線なので、音源もよりクリアに聞こえます。
有線イヤホンにとって悩みの種となるのが「断線」ですよね。高いお金を払っても、すぐ壊れて買い替えるなんて最悪です…
しかしMT3 PROはケーブルとイヤホン部が取り外せるようになっており、万が一断線してもケーブルだけを交換することも可能です。
一般的な0.78mm 2pin端子のケーブルであれば使えますので、長く大事に使うことができます。
ちなみにイヤホン端子はこちら。3.5mmプラグなので、当然スマホやパソコンでも使うことができます。(イヤホンジャックの端子がないものは使えません)
付属品としてイヤーチップとケースが付いてきます。ケースは簡易的なものですが、しっかりとした素材で品があります。
(イヤーチップについては後述しています。)
SIMGOT MT3 PROのスペックは?
SIMGOT MT3 PROの人気の理由が、高音質な音楽再生が可能なところ。「ハイレゾ・オーディオ」として日本オーディオ協会(JAS)から認証されています。
引用:SIMGOT
ハイレゾに必要な40000Hzの高音に対応しているだけでなく、15Hzの低音まで幅広く再生できるので高音質な音楽を楽しめます。
- SIMGOT MT3 PRO:15Hz~40000Hz
- SONY WI-1000XM2:3Hz~40000Hz
ちなみに一般的なワイヤレスイヤホンは「20Hz~20000Hz」の帯域が多く、MT3 PROの周波数帯域の広さが分かりますね。
ハイレゾ音源に対応しているだけでなく、10mmのダイナミックドライバーを搭載しているので、クリアで幅広い音域が再生できます。一般的にはドライバーが大きいほど、パワフルで音質も上がると言われています。
- SIMGOT MT3 PRO:10mmダイナミックドライバー
- 一般的なワイヤレスイヤホン:6mmドライバー
ワイヤレスイヤホンのようにコンパクトに収めたい製品と比べて、大型のドライバーを搭載しやすいので高音質な音を出しやすいです。
- ハイレゾ音源に対応!
- 10mmダイナミックドライバー搭載!
型番 | MT3 PRO |
カラー | クリア、クリアブラック、グリーン、ピンク |
対応端子 | 改良型0.78mm 2pinコネクタ |
材質 | 酸化アルミニウム合金製ノズル |
ドライバー | 10mm高磁気複合ダイナミックドライバー |
振膜 | 高分子複合チタン振動膜 |
再生周波帯域 | 15Hz-40kHz |
音圧感度 | ≥108dB(at 1000Hz) |
インピーダンス | 18Ω |
音圧感度誤差 | <1% 108dB(20μpa) |
左右音圧感度誤差 | <1.5dB(at 1000Hz) |
定格電力 | 10mW |
コード | 高純度無酸素銅線と銀メッキ銅線の4本混合編線 |
SIMGOT MT3 PROの使用感は?
SIMGOT MT3 PROは耳掛け型になっており、イヤホンの形状も耳の形になっています。見た目以上にフィットするのでズレにくいです。
耳に違和感や疲れを感じることもなく装着感は良し。イヤーチップを変更することで、密閉性も調整することができます。
付属のイヤーチップについては全部で12個付いてきます。内訳はイヤーチップの2種類×サイズ3種類×左右2種類です。
- イヤーチップⅠ:S・M・L × 左右1つずつ
- イヤーチップⅡ:S・M・L × 左右1つずつ
少し嬉しいのがイヤーチップの種類が2つあること。どちらを選ぶかによって、音の好みを変えることができます。
- イヤーチップⅠ:高域強調型|中高音を強調し、クリアで自然な音を再現
- イヤーチップⅡ:バランス型|低音を強調し、落ち着いた音を再現
見ても分かる通り、イヤーチップの形状が違います。
どちらのイヤーチップを使っても遮音性は十分。電車やカフェで使っていても、雑音が気になることもありません。
音漏れもほぼ無しで、40%程度の音量であればオフィスなどの静かな場所でも周りには聞こえづらいです。実際に60cmほど離れたところにいても、ほぼ聴こえませんでした。
MT3 PROの音質は?
さて、やっと一番気になる「音質」についてご紹介していきます。
実際にMT3 PROで音楽を聴いた感想をご紹介します。
ヴォーカルの高音が魅力的なバンド【official髭男dism】の「pretender」を聴いてみました。
イヤーチップⅠ
とてもクリアで、ヴォーカルの高い声がとても綺麗に聴こえました。吐息のようなウィスパーボイスも鮮明に表現されていて、聴いていてとても気持ちが良かったです。
イヤーチップⅡ
イヤーチップⅠに比べて、音に深みがあり迫力がありました。音の広がりよりも、1つ1つの音に重みを感じました。
重厚感と疾走感のある曲が魅力的な【MAN WITH A MISSION】の「database feat.TAKUMA」を聴いてみました。
イヤーチップⅠ
音の広がりが強く、かなり臨場感がありました。1つ1つの音がクリアで躍動感もあり、高音質を十分に楽しめました。
イヤーチップⅡ
重低音がかなりの迫力で、正直驚きました。まるでライブ音源のような感覚で、この曲の迫力のあるサウンドにピッタリでした。
正直なところ、どちらで聴いても高音質なのは間違いなし。音の好みに合わせて使い分けてみてくださいね!
MT3 PROのレビューまとめ
MT3 PROを使ってみた率直な感想は「想像していたよりも高音質」です!メリットをまとめてみるとこんな感じ。
- ハイレゾ対応で超高音質!
- 高級感のあるオシャレなデザイン!
- イヤーチップで自分好みの音に調整可能!
- 高機能ながらも7,000円台とリーズナブル!
正直あまり期待していなかったというのが大きいですが、素人が聴いても違いが分かるほどの逸品でした。
ツイッター上での評判も上々で、音質とデザインには特に満足してる人が多そう。
SimgotのMT3 pro買ったんだけど、まさに美音。中華イヤホンぽくない多少ウォームな音で、響きを感じられるイヤホンだなって思った。ていうかデザインが好きすぎる。 pic.twitter.com/dUMoz5fh2F
— ちな (@vchinac) March 14, 2020
SIMGOT MT3 PROの音質についての簡単な感想
中音〜低音寄りの音で、ボーカルメインな感じ
高音域もしっかり出ており、分離感も良い暖音寄りではあるが、キレが良く伸びも良い感じ
音の広がりは広くはないが、キレの良さと分離感の良さで、気にならない
派手さは少ないが1DDで音の繋がりが良い pic.twitter.com/nEDt7jEkhj
— ヤッシ@オーディオ垢 (@palm_house2) February 18, 2020
10,000円以下で手に入る有線イヤホンの中では、十分に買う価値のある製品だと思いますのでぜひ検討してみてくださいね!
MT3 PROを使ってみた評価は…
デザイン |
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持ち運びやすさ |
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音質 |
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装着感 |
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音漏れ |
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遮音性 |
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総合評価【4.1】 |
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