リモートワークが普及し、ヘッドホンやイヤホンなどのテレビ会議をする環境が求められるようになってきましたね。
より静かでクリアな通話は重要なポイントです。
今回はビジネスでもプライベートでも活躍するワイヤレスヘッドホン「TaoTronics Soundsurge 85(TT-BH085)」をご紹介したいと思います。
Soundsurge 85の最大の魅力は「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」の搭載!気になる騒音を大幅にカットできるので、快適な通話やクリアな音楽再生が可能です。
また最大31時間もの連続再生により、とても使いやすくなっています。
しかもこれだけのスペックを搭載しているにも関わらず、Amazonで5,000円台と超リーズナブル。圧倒的にコスパが良いので、ワイヤレスヘッドホンを初めて購入する方にもおすすめです。
- アクティブノイズキャンセリングで音をクリアに!
- 最大31時間もの長時間連続再生!
- USB-C搭載によりフル充電までたった45分!
- シンプルでマットな仕上がりでデザイン性◎
- 厚みのあるクッションで長時間でも疲れにくい!
TaoTronics Soundsurge 85のデザイン・スペックは?
TaoTronics Soundsurge 85はマットブラックで統一されたシンプルなワイヤレスヘッドホン。
指紋が目立ちにくい質感で、落ち着いた雰囲気がとてもオシャレに仕上がっています。
重さは228グラムと軽め。軽いぶん他製品に比べてもコンパクトです。
軽量化と厚みのあるクッションで、長時間の使用でも疲れにくいです。
頭上部のクッション、イヤーパッド(耳当て部)には合成レザー?を使用しており、質感がよく柔らかいです。
ヘッドホンの長さは左右約3cmほどの調整が可能。自分に合ったサイズを調整することができます。
またイヤーパッドは柔軟に動くので、とても使いやすいです。
- 内向き90度
- 外向き15度
- 上下90度
次にヘッドホンに搭載されているボタンやポートについて。
まず右イヤホンには「操作ボタン」と「USB-Cポート」を搭載。
操作ボタンは全部で3つです。
- 音量+ボタン
- 電源ボタン
- 音量ーボタン
押したり、長押ししたりすることで、音楽再生や曲送りをすることができます。(詳細はのちほどご紹介します)
操作ボタンの他に、ヘッドホン本体を充電するためのUSB-Cポートが搭載されています。
左イヤホンには「ノイズキャンセリングスイッチ」と「イヤホンジャック」が搭載されています。
ノイズキャンセリングスイッチは上下に動かすだけの物理ボタンなので、操作が簡単で使いやすい。オン/オフも分かりやすく、誤作動も少ないです。
イヤホンジャックは一般的な3.5mmケーブルに対応。ケーブルをデバイスと繋げば、有線ヘッドホンとしても利用可能です。
さいごにSoundsurge 85の付属品はこちら。
- USB-A to C充電ケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- ヘッドホンケース
- 取扱説明書
商品到着時には布製のヘッドホンケースに入っており、ヘッドホンを折りたたんで収納することができます。衝撃吸収などの耐久性はないですが、汚れからは守ってくれるので便利です。
TaoTronics Soundsurge 85の音質は?
TaoTronics Soundsurge 85で音楽を聴いてみた感想としては「バランスの良いサウンド」でした。
高音域はクリアに表現されており、聴いていて心地が良い感じです。
AACコーデックに対応しているので、iPhoneでの高音質なサウンドも可能にしてくれています。
コーデックの種類
SBC | ほぼ全ての機器に対応。標準的な音質。やや遅延気味。 |
AAC | 主にiPhoneに対応。SBCよりも高音質で低遅延。 |
ただ、正直なところ「めっちゃ高音質!!」っていうほどではないかなという印象ではあります。どうしてもSONYやゼンハイザーなどのハイスペックな製品と比べると劣ります。
価格が5~7倍ほど違うので比較にならないんですが、「とにかく高音質なものが欲しい!」という方にはSoundsurge 85はおすすめできないです。
TaoTronics Soundsurge 85のバッテリーは?
TaoTronics Soundsurge 85は最大31時間もの連続再生を実現。1日中使える超ロングバッテリーを搭載しているので、途中で充電をする必要もありません。
- ノイキャンOFF時:最大31時間
- ノイキャンON時:最大20時間
アクティブノイズキャンセリング(ANC)使用中のバッテリー消費は激しいですが、それでも20時間も使えるので十分ですね。
ちなみにSoundsurge 85は有線での接続が可能。
ヘッドホンのバッテリーを使うことがないので、残量を気にすることもありません。
TaoTronics Soundsurge 85の使用感は?
TaoTronics Soundsurge 85の実際の使用感についてご紹介していきます。
気になるノイキャン性能は…まぁまぁ良しというところ
まずは誰もが気になる「アクティブノイズキャンセリング」について。
Amazon5,000円台のアクティブノイズキャンセリング機能だったのでどうかと思っていましたが、結果としては「まぁまぁ良し」というところでした。
ノイキャンをオンにするだけで、洗濯機や食洗機のような騒音も見事に相殺してくれているのが分かります。
洗濯機の「ガタガタガタ」という音も、食洗機の「ゴォォォン」という音も、「シャー…」というノイズのような微かな音しか聴こえなくなりました。
音楽や動画を見るともはや全然聞こえません。
Soundsurge 85のアクティブノイズキャンセリングは最大20dbまで軽減してくれます。スペック上では騒音を95%ほどカットしてくれるのと同じレベルです。
騒音(db)の目安
110db | 車のクラクション(約2m) |
100db | 電車が通る時のガード下 |
90db | 犬のなき声 |
80db | 電車の車内 |
60db | 普通の会話 |
50db | エアコンの動作音 |
30db | ささやき声 |
20db | 木の葉の触れ合う音 |
10db | 蝶のはばたく音 |
参考元:騒音について|暗騒音工法研究会
数値で見ても、かなり軽減されることが分かりますね!
音が途切れることも遅延もほぼなし
ワイヤレスヘッドホンを使う上でBluetoothの安定性は無視できません。
粗悪なものだと、定期的に通信が途切れたり、音が飛んだり、映像と音声が遅延することがあります。
しかしSoundsurge 85はBluetooth5.0を搭載しており、かなり通信は安定しています。実際に5時間くらい装着していましたが、特に気になる乱れはありませんでした。
海外ドラマを数本見ていましたが、遅延もほぼなし。ストレスフリーで楽しむことができました。
場所によって接続が安定しないなら、有線で使うのもアリ!
ヘッドホン特有の圧迫感はやや強め。装着感は◎
Soundsurge 85の装着時の圧迫感はやや強めです。これはコンパクトに収まりすぎているからか…
ただ耳や頭が痛くなるようなことはありません。十分なクッションがあるので、装着感は結構いい感じです。
遮音性は低め。ただノイキャンを使えば問題なし!
これはヘッドホン全般にいえることで、遮音性は低め。電車に乗ってる時や、家の掃除機の音などの外音は普通に聞こえます。
音楽やテレビ会議に集中したい人にとっては、Soundsurge 85は使いやすいと思います。
残念ながら音漏れは仕方がない…
ヘッドホンは構造上、音漏れしやすいです。なので当然のようにSoundsurge 85も音漏れします。
音量にもよりますが、家の中で1m離れたところでもどんな音楽を聴いているのか分かるレベルです。
電車内でも音量によっては普通に聞こえてしまいます。音量には気をつけましょう!
TaoTronics Soundsurge 85の操作方法は?
TaoTronics Soundsurge 85の基本操作は「ボタン」です。ヘッドホンにある電源ボタンや音量ボタンを使って、いろんな操作をすることができます。
操作しやすい物理ボタンで早送りや受話も可能
右イヤホンに付いている3つのボタンは、「押す」か「長押し」かで出来る操作が変わってきます。
基本操作
電源のオン/オフ | 電源ボタンを短く押す |
Bluetoothペアリング | 電源ボタンを長押し |
通話時の操作
電話に出る | 電源ボタンを1回押す |
電話を切る | 電源ボタンを1回押す |
音楽再生時の操作
再生/停止 | 電源ボタンを1回押す |
曲送り | 音量アップボタンを長押し |
曲戻し | 音量ダウンボタンを長押し |
音量アップ | 音量アップボタンを1回押す |
音量ダウン | 音量アップボタンを1回押す |
基本的な操作は一通りできるので、特に不自由はありません。
Bluetoothペアリングは数秒でできるほど簡単
Bluetoothペアリングは超簡単で、3STEPで完了します。
今回はiPhoneの場合でご紹介していきます。
-
STEP1
(電源オフの状態で)Soundsurge 85の電源ボタンを長押し
-
STEP2
iPhoneの「設定」→「Bluetooth」の設定画面で「TaoTronics TT-BH085」をタップ
-
STEP3
「接続済み」になれば設定完了!
一度接続してしまえば、次回からはSoundsurge 85の電源をつけるだけで自動接続します。面倒な設定は不要です。
TaoTronics Soundsurge 85を他製品と比べると?
TaoTronics Soundsurge 85を他製品と比較してみました。
商品名 | 重さ | アクティブノイキャン | 連続再生時間 | 音質コーデック | Bluetooth | チップ | ドライバー | 搭載ポート | 充電時間 | 通話ノイキャン | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TaoTronics Soundsurge 85 | 約220グラム | ○ | 31時間 | AAC,SBC | 5.0 | Qualcomm(QCC3003) | 40mmダイナミックドライバー | USB-C,3.5mmイヤホンジャック | 45分 | CVC8.0 | 5,999円 |
TaoTronics TT-BH046 | 約280グラム | ○ | 30時間 | SBC | 4.2 | – | – | microUSB,3.5mmイヤホンジャック | 45分 円 |
CVC6.0 | 7,899円 |
Anker Soundcore Life Q20 | 約260グラム | ○ | 40~60時間 | AAC,SBC | 5.0 | – | 40mmダイナミックドライバー | microUSB,3.5mmイヤホンジャック | 3時間 | – | 5,999円 |
Mpow H20 | – | × | 50時間 | aptx-HD /aptx/AAC/SBC |
5.0 | Qualcomm(QCC3034) | – | microUSB,3.5mmイヤホンジャック | 2~3時間 | CVC8.0 | 5,999円 |
他製品と比べて音質コーデックや再生時間は劣っているものの、非常にバランスの良い仕上がりになっているのが明確です。
アクティブノイズキャンセリングの搭載だけでなく、チップ・ドライバー・USB-Cなど欠点がほぼありません。使いやすさでは圧倒的におすすめの商品です。
TaoTronics Soundsurge 85のレビューまとめ
正直なところ、Soundsurge 85は音質やノイキャンのスペックが抜群に良いという訳ではないかなと思います。
高スペック・高品質というよりも、バランスが良く欠点のないコスパが良い商品です。
つまり、とても使いやすく完成度が高い商品になっています。
- アクティブノイズキャンセリングで音をクリアに!
- 最大31時間もの長時間連続再生!
- USB-C搭載によりフル充電までたった45分!
- シンプルでマットな仕上がりでデザイン性◎
- 厚みのあるクッションで長時間でも疲れにくい!
これだけの完成度でAmazonで5,000円台は破格。仕事や作業に集中したい人に、ぜひとも使ってほしい逸品です。
TaoTronics Soundsurge 85の評価
デザイン |
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持ち運びやすさ |
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音質 |
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バッテリー |
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安定性/遅延 |
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操作性 |
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装着感 |
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音漏れ |
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遮音性(ANCオン時) |
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総合評価【3.8】 |
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