どうも、ロボタです。
いつも価格以上のワイヤレスイヤホンを発売してくるTaoTronicsですが、今回はインナーイヤー型の商品を発表しました。
商品名は「TaoTronics SoundLiberty 92」、胸ポケットにも入るほど『超軽量でコンパクト』なのが大きな特徴です。
クレジットカードと比べてみても、小さくまとまっているのがよく分かりますね。
また音の広がりが特徴的なインナーイヤーですが、接続の安定性や充電面にも力を入れて「使いやすさ」を追求してきたのが伝わってきます。
価格も相変わらずリーズナブルなので、耳に圧迫感がないのが好きな方にはおすすめです!
ということで、完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 92」についてご紹介していきます。
- 胸ポケットに入るほど軽量+コンパクト
- AAC対応による高音質・低遅延
- 大型ドライバーでクリアなサウンド
- 装着感にやや不安…運動時には注意
- 左右独立接続で通信は安定
カラー | ブラック |
サイズ(イヤホンケース) | 幅4.8×高さ5.6×厚さ2.4cm |
重さ(イヤホン本体) | 9g |
重さ(イヤホンケース)※イヤホン込 | 43g |
プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
音質コーデック | SBC,AAC |
チップ | Airoha AB1536U |
Bluetooth | ver5.0 |
防水 | IPX7 |
アクティブノイズキャンセリング | – |
CVCノイズキャンセリング | – |
連続再生時間 | 5時間 |
最大再生時間(ケース併用) | 30時間(ケース25時間) |
充電時間 | – |
充電ポート | USB-C |
ワイヤレス充電 | – |
付属品 | 充電ケーブル(A to C)、取扱説明書、クイックガイド |
TaoTronics SoundLiberty 92のデザイン・スペックは?
SoundLiberty 92はインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン。ロゴの刻印もなく、とてもシンプルな仕上がりになっています。
耳に引っ掛けて使用するタイプ。開放感があり外部の音が聴こえやすいのがメリット。やや音漏れやイヤホンが外れやすいのが気になりますが、密閉感が苦手な方におすすめ。
見た目は光沢があり、やや上品な質感に。ただし指紋が付着しやすくなっているので、汚れなどが気になる人は注意が必要です。
イヤホンの重さは2つで約9グラム。軽量モデルなので、長時間の利用でも耳が痛くなりにくいです。
サイズ感はAirPodsとほぼ同じくらいの大きさです。
外面にはインジケーターが搭載されているので、接続状況をランプで教えてくれます。
インジケーターの周辺にはイヤホンを操作できるタッチセンサーを搭載。表面を軽く触るだけで、簡単に通話や音楽再生をすることが可能です。
防水規格はアウトドアでも使いやすいIPX7に対応。汗や雨だけでなく、水の中に落としても壊れないほど保護力が高いです。
防水性能の規格のことでIPX7は「防浸形」。1mの深さに30分間沈めても動作に影響がでないレベル。
次に充電ケースについてご紹介します。
充電ケースは4.8×5.6×2.4cmの超コンパクトサイズ。厚さはなんと100円玉とほぼ同じです。
fa-arrow-up正面からみた場合
fa-arrow-up100円玉とほぼ同じくらいの厚さ
ちなみに胸ポケットに入れても邪魔にならないので、通勤時の持ち運びにもおすすめです。
横から見ても膨らんでいるのが、分かりにくいです。
小さいだけでなく、超軽量なのもSoundLiberty 92の大きなメリット。ケース+イヤホンでも、わずか43gしかありません。
ちなみに一般的な完全ワイヤレスイヤホン(カナル型)は60~80gくらいが多いです。
充電ケースはイヤホンと違って、艶はなくマットな質感になっています。
SoundLiberty 92の使いづらいポイントの1つにもなっているのが、充電ランプが1つしか搭載されていないところです。
イヤホンの場合はスマホ画面で確認できますが、充電ケースは表示されないので急なバッテリー切れに対応できないかもしれません。
充電ケースへの充電には汎用性の高いUSB-Cを利用。microUSBよりも便利になりました。
ちなみにワイヤレス充電には非対応です。
さいごにSoundLiberty 92の付属品はこちらです。
- 充電ケーブル(A to C)
- 取扱説明書
- クイックガイド
TaoTronics SoundLiberty 92の音質は?
SoundLiberty 92の音質は◎!クリアで透き通るような高音域が印象的なサウンドに仕上がっています。
音の広がりや臨場感も体感でき、インナーイヤー型の特徴を十分に活かせています。
サウンドの評価
高音域 |
|
中音域 |
|
低音域 |
|
女性ボーカルなどの声が高いアーティストをよく聴く方におすすめです。
反対にロックなどの重低音を重視するアーティストが好きな方は、少し物足りないかなという印象です。
実際に2曲聴いてみました。
バランスの良いサウンドで、とても心地よい。ボーカルの高い声もクリアで良い感じ◎
普通に良い!ただ重低音の表現が弱めなので、迫力にはやや欠ける印象あり
4,000円台で購入できるワイヤレスイヤホンとしては十分な完成度です。
TaoTronics SoundLiberty 92のバッテリーは?
SoundLiberty 92はイヤホン単体5時間、ケース併用で30時間も使うことができます。
連続再生時間
イヤホン単体 | 約5時間 |
ケース併用 | 約30時間 |
イヤホン単体5時間の連続利用は、他製品と比べるとやや短め。ただ5時間もあれば、通勤時間中にバッテリー切れの心配をすることもありません。
最近は連続利用6~7時間の製品が増えてきました。(カナル型の場合)
イヤホン単体の再生時間
SoundLiberty 92 | 5時間 |
SOUNDPEATS TrueAir | 5時間 |
cheero CHE-626 | 5時間 |
SOUNDPEATS Truebuds | 3.5時間 |
Apple AirPods | 5時間 |
ややバッテリーが短いといったものの、充電ケースを併用することで合計30時間も使うことができるので、長時間の利用でも安心です。
往復通勤時間が2時間とする場合、1回のフル充電で約15日間も使えます。充電の手間も少なくて嬉しいですね!
イヤホン併用利用時の再生時間
SoundLiberty 92 | 30時間 |
SOUNDPEATS TrueAir | 30時間 |
cheero CHE-626 | 17.5時間 |
SOUNDPEATS Truebuds | 70時間 |
Apple AirPods | 24時間 |
TaoTronics SoundLiberty 92の使用感は?
ここからはSoundLiberty 92の使用感についてご紹介していきます。
運動時に不安はあるが装着感は◎
装着感は良い感じです。インナーイヤー型というだけあって、圧迫感もなく自然にフィットし耳にもしっかりと引っ掛かります。
この棒部分が耳からずれないように、フィット感をサポートしてくれています。
ただ、運動時の利用には少し不安が残ります。僕が体験しただけでも、こんなシチュエーション時には注意が必要です。
階段などを走って登った時に振動でイヤホンがズレてきた。
カバンを下す時に腕が軽く当たっただけで落ちそうになった。
遮音性は高くない。周りの音はまぁまぁ聴こえる
インナーイヤー型の宿命でもありますが、遮音性は高くありません。電車などで使っていても、普通に「ガタン,ゴトン」という音が聴こえてきます。
環境音を遮断して、音楽だけに集中したいという方にはあまりおすすめはできません。
ですがランニングなどのイヤホンを外で使う場合は、車などの周りの音が聴こえやすいので安全に使うことができます。
また音漏れに関してですが、さほど気になりません。iPhoneの音量を50%程度にしても、電車の横の人に聴こえることもないでしょう。
オフィスや図書館などの静かな場所では、やや音が聴こえるかもしれません。音量には気をつけてくださいね。
通信接続は安定◎!途切れもほぼなし
ワイヤレスイヤホンはBluetoothによる「通信の安定感」はとても重要です。
SoundLibety 92を数時間連続で使ってみましたが、とても快適。遅延や途切れもほぼなく、ストレスフリーで楽しむことができました。
満員電車などの人や機器が多い場所では、若干乱れることはありましたがすぐに回復。そこまで気になることはないでしょう。
Airoha社が開発した左右のイヤホンに同時伝送をする技術。従来の親機/子機の接続方法より、安定かつ省電力な通信を実現。
タッチの感度は優秀。誤作動も少ない印象
SoundLiberty 92はイヤホンをタッチするだけで、スマホを触ることなく音楽の操作などが可能です。
またボタン式と比べて、タッチ式は一般的には誤作動が多い印象ですが、SoundLiberty 92はかなり少なめ。タッチ感度はなかなか優秀です。
実際に操作できる項目は後ほどご紹介します。
清潔感を保つのには少し手間が…
さいごに清潔感の話。SoundLiberty 92だからというわけではなく、インナーイヤー型のイヤホン全てに共通するのが「イヤホンの汚れ」についてです。
カナル型は取り外しができるイヤーチップがありますが、インナーイヤー型はチップがないので簡単に洗ったりすることができません。
耳垢や埃や塵など、いろんなゴミが耳口部に付着するので、やや手入れが面倒に感じました。
TaoTronics SoundLiberty 92の操作方法は?
先ほどお伝えした通り、SoundLiberty 92はイヤホンで簡単に操作することができます。
受話や曲送りだけでなく音量操作まで対応
イヤホン外面を軽くタッチ・長押しするだけで、いろいろな操作が可能になっています。
実際にイヤホン単体で操作できることはこの通りです。
fa-chevron-circle-downイヤホン操作一覧
操作一覧 | 左イヤホン | 右イヤホン |
音楽の再生/停止 | (左右どちらかを)2回タップ | |
音量アップ | – | 1回タップ |
音量ダウン | 1回タップ | – |
次の曲へ | – | 3回タップ |
前の曲へ | 3回タップ | – |
音声アシスタント起動 | (左右どちらかを)2秒間長押し | |
通話開始 | (左右どちらかを)1回タップ | |
通話終了 | (左右どちらかを)2秒長押し |
一般的なイヤホンは音楽再生/停止は1回タップが多いので、少し操作に慣れないところもありましたが、誤作動も少なく使いやすいです。
ペアリングは3STEPで超簡単!
SoundLiberty 92を初めて使う時はBluetoothのペアリングが必要。とは言っても操作は超簡単で、たった3ステップで完了します。
-
STEP1
充電ケースからイヤホンを取り出す
-
STEP2
iPhoneの「設定」→「Bluetooth」から「TAOTRONICS SoundLiberty 92」をタップ
-
STEP3
「接続済み」になれば完了!
ちなみにSoundLiberty 92は片耳だけでも使えるので、周りの音を気にしたい時・会話をしたい時にも便利です。
TaoTronics SoundLiberty 92を他製品と比較すると?
SoundLiberty 92を他製品と比較してみました。
商品名 | サイズ(ケース) | 重さ | イヤホン形状 | 音質コーデック | チップ | Bluetooth | 連続再生時間(イヤホン) | 連続再生時間(ケース併用) | ドライバー | アクティブノイキャン | CVCノイキャン | 片耳モード | イヤホン操作方法 | 防水規格 | ワイヤレス充電 | 搭載ポート | 充電時間 | 価格 | 関連 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SoundLiberty 92
|
約 4.8× 5.6× 2.4cm | 43g | インナーイヤー型 | SBC,AAC | Airoha AB1536U | 5.0 | 5時間 | 30時間 | 13mm型ドライバー | – | – | ○ | タッチ式 | IPX7 | – | USB-C | 1.5時間 | 4,999円 | – |
SOUNDPEATS TrueAir
|
4.6 × 2.9 × 5.7cm | 約41.3g | インナーイヤー型 | SBC,AAC,aptX | Qualcomm( QCC3020) | 5.0 | 5時間 | 30時間 | 14.2mmダイナミック型 | – | – | ○ | タッチ式 | – | – | USB-C | – | 4,990円 | – |
cheero Wireless Earphones Light Style(CHE-626)
|
7.1 × 3.0 × 2.6 cm | 約38g | インナーイヤー型 | SBC,AAC | – | 5.0 | 5時間 | 17.5時間 | – | – | – | ○ | タッチ式 | IPX5 | – | USB-C | 1時間 | 4,700円 | レビューをみるfa-arrow-circle-right |
SOUNDPEATS Truebuds
|
幅8.0×奥行4.7×厚さ2.8cm | 約94g | インナーイヤー型 | SBC,AAC | RTL8763BFP | 5.0 | 3.5時間 | 70時間 | 14.2mmダイナミック型 | – | – | ○ | タッチ式 | IPX4 | – | USB-C | – | 5,280円 | – |
Apple AirPods
|
幅4.4×奥行5.3×厚さ2.1cm | 約48g | インナーイヤー型 | – | H1ヘッドフォンチップ | 5.0 | 5時間 | 24時間 | – | – | – | ○ | タッチ式 | – | – | Lightning | – | 19,580円 | – |
他製品と比べてバッテリーの持ち時間がやや短いのは気になりますが、スペックは全体的に高めなのが分かります。
バランスが良くて欠点もないので、とても使いやすくなっています。
TaoTronics SoundLiberty 92のレビューまとめ
SoundLiberty 92を使ってみた感想はこちら。
- 胸ポケットに入るほど軽量+コンパクト
- AAC対応による高音質・低遅延
- 大型ドライバーでクリアなサウンド
- 装着感にやや不安…運動時には注意
- 左右独立接続で通信は安定
やはり一番の魅力は「軽量×コンパクト」です。
いつでもどこでも持ち歩ける手軽さは、ホントに優秀。操作や通信状況も安定しているので、音楽をいっそう楽しませてくれること間違いなしです。
ただし低音域が弱く、イヤホンの遮音性も低めなので、重低音が響くロックな曲では物足りなさを感じるかもしれません。
また超軽量がゆえに、イヤホンが少しチープに感じるのもデメリットの1つです。
ですが4,000円台で買える製品としては、かなり高いクオリティで仕上がっています。
「耳への負担が少ない、使いやすいイヤホンが欲しい」
「5,000円以下で綺麗な音を楽しみたい」
そんな方には特におすすめの製品です!ぜひ使ってみてくださいね。
\ TaoTronics SoundLiberty 92の評価 /
デザイン |
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持ち運びやすさ |
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音質 |
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バッテリー |
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安定性/遅延 |
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操作性 |
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装着感 |
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音漏れ |
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遮音性 |
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総合評価【3.9】 |
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