どうも、ロボタです。
前回、TaoTronics初のインナーイヤー型イヤホン「SoundLiberty 92(TT-BH092)」をご紹介しました。
超軽量で持ち運びと使いやすさに特化した「エントリーモデル」として魅力的な製品でしたが、その上位機種となる「TaoTronics SoundLiberty 88(TT-BH088)」をご紹介していきます。
SoundLiberty88の一番の目玉は「高品質な通話へのこだわり」です。
通話ノイキャンを搭載し、より従来よりもクリアで安定した会話を実現することができました。
またAirPodsでも使われている自動耳検出機能も搭載。イヤホンを耳から着脱した際に、自動で音楽再生・停止が行われる仕組みになっています。
他にも特徴はいくつかありますが、少しデメリットがあるのも事実…この辺も正直にお伝えしていきたいと思います。
ということで、完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 88」についてご紹介していきます。
- AI通話ノイキャン搭載
- AAC対応で高音質再生
- 自動耳検出で使いやすい
- 連続再生時間は物足りない…
- 運動時の装着は不安定…
ちなみに期間限定の限定クーポンも発行中です!ぜひこの機会に使ってくださいね!
カラー | ブラック |
サイズ(イヤホンケース) | 幅5.6×高さ5.6×厚さ2.8cm |
重さ(イヤホン本体) | 9g |
重さ(イヤホンケース)※イヤホン込 | 52g |
プロファイル | A2DP,AVRCP,HFP |
音質コーデック | SBC,AAC |
チップ | BES2300H |
Bluetooth | ver5.0 |
防水 | IPX7 |
アクティブノイズキャンセリング | – |
CVCノイズキャンセリング | – (ELEVOC AI 通話ノイズキャンセリングには対応) |
連続再生時間 | 4時間 |
最大再生時間(ケース併用) | 25時間(ケース21時間) |
充電時間 | 1時間 |
充電ポート | USB-C |
ワイヤレス充電 | – |
付属品 | 充電ケーブル(A to C)、取扱説明書、クイックガイド |
TaoTronics SoundLiberty 88のデザイン・スペックは?
SoundLiberty 88はインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン。AirPodsを彷彿させるような棒状のデザインが特徴的です。
耳に引っ掛けて使用するタイプ。開放感があり外部の音が聴こえやすいのがメリット。やや音漏れやイヤホンが外れやすいのが気になりますが、密閉感が苦手な方におすすめ。
光沢のないマットな質感で、落ち着いた印象に。指紋も付着しにくいので、汚れが気になる人にもおすすめです。
イヤホンの重さは2つで約9グラム。かなり軽量で、長時間の利用でも耳が痛くなりにくいです。
サイズ感は下位モデルSoundLiberty92より、ほんの少し短い仕様に。
fa-arrow-circle-up(左)SoundLiberty88|(右)SoundLiberty92
イヤホン外面にはタッチセンサーを搭載。表面を軽く触るだけで、簡単に通話や音楽再生をすることが可能です。
SoundLiberty 88の目玉機能でもあるのが「自動耳検出」です。まるでAirPodsのような使いやすさを体感できます。
イヤホンを耳に着脱した時に、自動で音楽か再生/停止される機能。
防水規格は前モデル同様のIPX7に対応。汗や雨だけでなく、水の中に落としても壊れないのでアウトドアにも最適です。
防水性能の規格のことでIPX7は「防浸形」。1mの深さに30分間沈めても動作に影響がでないレベル。
次に充電ケースについて。
充電ケースは5.6 × 5.6 × 2.8 cmのコンパクトなサイズ。
特にスリムなのが特徴的で、厚さはなんと100円玉とほぼ同じです。
これだけ薄いとポケットに入れても邪魔にならないので、持ち運びにも便利です。
また小さいだけでなく、超軽量なのもSoundLiberty 88のメリット。イヤホン込みでも、わずか52gしかありません。
充電ケースもイヤホンと同じで艶なし仕様。シンプルでカッコイイデザインに仕上がっています。
SoundLiberty 88には充電ランプが4つ搭載されているので、バッテリー残量も一目で分かります。
また背面には汎用性の高いUSB-Cポートを搭載。より充電がしやすくなりました。
さいごにSoundLiberty 92の付属品はこちらです。
- 充電ケーブル(A to C)
- 取扱説明書
- クイックガイド
TaoTronics SoundLiberty 88の音質は?
SoundLiberty 88の音質は正直なところ「可もなく不可もなく」といったところ。全体的にバランスは良いんですが、高音域も低音域もやや物足りない印象があります。
遮音性は低いですが、音の広がりが体感でき、インナーイヤー型の特徴を十分に活かせています。
ただ低音はやや弱め。重低音が響くロックな局などは、少し臨場感や迫力に欠けるかもしれません。
fa-arrow-circle-downサウンドの評価
高音域 |
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中音域 |
|
低音域 |
|
女性ボーカルなどの声が高いアーティストをよく聴く方におすすめです。
実際に2曲聴いてみました。
7,000円台で購入できるワイヤレスイヤホンとしては十分な完成度です。
TaoTronics SoundLiberty 88のバッテリーは?
SoundLiberty 88はイヤホン単体4時間、ケース併用で25時間使うことができます。
fa-arrow-circle-down連続再生時間
イヤホン単体 | 約4時間 |
ケース併用 | 約25時間 |
イヤホン単体4時間の連続利用は、他製品と比べると短め。長時間のカフェなどでの作業を考えている方には、あまりおすすめできません。
fa-arrow-circle-downイヤホン単体の再生時間比較
SoundLiberty 88 | 4時間 |
SoundLiberty 92 | 5時間 |
SOUNDPEATS TrueAir | 5時間 |
cheero CHE-626 | 5時間 |
Apple AirPods | 5時間 |
充電ケースを併用すると25時間の連続利用が可能ですが、下位モデルよりも5時間も短いのは少し残念なポイントです。
fa-arrow-circle-downイヤホン併用利用時の再生時間比較
SoundLiberty 88 | 25時間 |
SoundLiberty 92 | 30時間 |
SOUNDPEATS TrueAir | 30時間 |
cheero CHE-626 | 17.5時間 |
Apple AirPods | 24時間 |
TaoTronics SoundLiberty 88の使用感は?
ここからはSoundLiberty 88の使用感についてご紹介していきます。
通話はとてもクリア!ストレスフリーな会話が可能
まずは一番の魅力でもある「通話品質」についてです。率直にいうと、通話はかなりクリアで快適に使うことができました。
一般的なイヤホンであれば、声が小さく聞こえたりノイズが入りがちですが、特に目立った問題点もありません。TV会議でも十分に使えるレベルです。
自動耳検出はしっかり動作。ただ少し感度が鈍いかも…?
SoundLiberty88の特徴でもある「自動耳検出」ですが、動作に全く問題なし。かなり正常に動いています。(当たり前ですが…)
ただ使っていて少し気になったのは、イヤホンを取った時の感度がやや鈍めということ。取り外してから、約2秒間は音楽が止まらないです。
不便はしてないですが、「本当に止まるのかな…?」と一瞬不安になりました。参考程度に知っておいて頂ければと思います。
装着感は◎!運動時だけ注意…
装着感は思ってるよりいい感じです。インナーイヤー型というだけあって、圧迫感もなく自然にフィットし耳にもしっかりと引っ掛かります。
ただ、運動時の利用には少し不安が残ります。走ったりすると、イヤホンがズレそうになることもあるので、注意が必要です。
遮音性は低め。周りの音も聴こえる
インナーイヤー型の宿命でもありますが、遮音性は高くありません。電車に乗っている時の「ガタンゴトン」という音や、カフェなどで隣の人の話し声も聴こえます。
環境音を遮断して、音楽だけに集中したいという方にはあまりおすすめはできません。
ですが密閉感が苦手な方や耳が疲れにくいのを探している方には、使いやすいのでおすすめです。
また音漏れについては、さほど気になりません。静かな環境であればやや音が聴こえますが、電車などの場では周りを気にするほどではないでしょう。
通信は超安定!途切れ・遅延もほぼなし
ワイヤレスイヤホンではBluetoothによる「通信の安定感」はとても重要です。
SoundLibety 88を数時間連続で使ってみましたが、とても快適。遅延や途切れもほぼなく、ストレスフリーで楽しむことができました。
タッチの感度は良好。誤作動は少なめ
SoundLiberty 88はイヤホンをタッチするだけで、スマホを触ることなく音楽の操作などが可能です。
タッチ式は一般的には誤作動が多い印象ですが、SoundLiberty 88はなかなか優秀。感度は良く、誤作動も少ないです。
TaoTronics SoundLiberty 88の操作方法は?
先ほどお伝えした通り、SoundLiberty 88はイヤホンで簡単に操作することができます。
受話や曲送りだけでなく音量操作まで対応
イヤホン外面を軽くタッチ・長押しするだけで、いろいろな操作が可能になっています。
実際にイヤホン単体で操作できることはこの通りです。
fa-arrow-circle-downイヤホン操作一覧
操作一覧 | 左イヤホン | 右イヤホン |
音楽の再生/停止 | (左右どちらかを)2回タップ | |
音量アップ | – | 3秒以上長押し |
音量ダウン | 3秒以上長押し | – |
次の曲へ | – | 3回タップ |
前の曲へ | 3回タップ | – |
音声アシスタント起動 | (左右どちらかを)2秒間長押し | |
通話開始 | (左右どちらかを)1回タップ | |
通話終了 | (左右どちらかを)2回タップ |
イヤホンだけで曲送りなどができるだけでなく、音量アップまでできるのは便利ですね。
ペアリングは3STEPで超簡単!
SoundLiberty 88を初めて使う時はBluetoothのペアリングが必要です。とは言っても操作は超簡単で、たった3ステップで完了します。
-
STEP1
充電ケースからイヤホンを取り出す
-
STEP2
iPhoneの「設定」→「Bluetooth」から「TAOTRONICS SoundLiberty 88」をタップ
-
STEP3
「接続済み」になれば完了!
このペアリング設定は一度のみでOK。次回以降はケースの蓋を開けるだけで自動的にデバイスと接続してくれます。
TaoTronics SoundLiberty 88を他製品と比較すると?
SoundLiberty 88を他製品と比較してみました。
商品名 | サイズ(ケース) | 重さ | イヤホン形状 | 音質コーデック | チップ | Bluetooth | 連続再生時間(イヤホン) | 連続再生時間(ケース併用) | ドライバー | アクティブノイキャン | CVCノイキャン | 片耳モード | イヤホン操作方法 | 防水規格 | ワイヤレス充電 | 搭載ポート | 充電時間 | 価格 | 関連 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SoundLiberty 88
|
約 5.6 × 5.6 × 2.8 cm | 52g | インナーイヤー型 | SBC,AAC | BES2300H | 5.0 | 4時間 | 25時間 | 10mmダイナミック型 | – | -(ELEVOC AI 通話ノイズキャンセリングには対応) | ○ | タッチ式 | IPX7 | – | USB-C | 1時間 | 7,599円 | – |
SoundLiberty 92
|
約 4.8× 5.6× 2.4cm | 43g | インナーイヤー型 | SBC,AAC | Airoha AB1536U | 5.0 | 5時間 | 30時間 | 13mm型ドライバー | – | – | ○ | タッチ式 | IPX7 | – | USB-C | 1.5時間 | 4,999円 | レビューをみるfa-arrow-circle-right |
SOUNDPEATS TrueAir
|
4.6 × 2.9 × 5.7cm | 約41.3g | インナーイヤー型 | SBC,AAC,aptX | Qualcomm( QCC3020) | 5.0 | 5時間 | 30時間 | 14.2mmダイナミック型 | – | – | ○ | タッチ式 | – | – | USB-C | – | 4,990円 | – |
cheero Wireless Earphones Light Style(CHE-626)
|
7.1 × 3.0 × 2.6 cm | 約38g | インナーイヤー型 | SBC,AAC | – | 5.0 | 5時間 | 17.5時間 | – | – | – | ○ | タッチ式 | IPX5 | – | USB-C | 1時間 | 4,700円 | レビューをみるfa-arrow-circle-right |
Apple AirPods
|
4.4×5.3×2.1cm | 約48g | インナーイヤー型 | – | H1ヘッドフォンチップ | 5.0 | 5時間 | 24時間 | – | – | – | ○ | タッチ式 | – | – | Lightning | – | 19,580円 | – |
通話ノイキャンと自動耳検出においては、他製品より秀でているのが明らかです。
ただし、バッテリー時間が短いのはデメリット。バランスが良く使いやすいだけあって、少し残念ですね。
TaoTronics SoundLiberty 88のレビューまとめ
SoundLiberty 88を使ってみた感想はこちら。
- AI通話ノイキャン搭載
- AAC対応で高音質再生
- 自動耳検出で使いやすい
- 連続再生時間は物足りない…
- 運動時の装着は不安定…
SoundLiberty 88の一番の魅力は「通話品質の高さ」です。AI通話ノイキャンを搭載しているだけあって、確かにクリアでノイズの少ない通話が可能です。
最近ではTV会議などのオンラインでの打ち合わせも増えているため、快適な通話環境は必須とも言えますよね!
ただし、音質やバッテリーに関してはやや不安要素あり。特にバッテリーは連続4時間しか持たないので、会議などをしているとやや物足りないです。
もし少しでもバッテリーが長い方が良いのであれば、同メーカーSoundLiberty92もおすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。
\ TaoTronics SoundLiberty 88の評価 /
デザイン |
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持ち運びやすさ |
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音質 |
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バッテリー |
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安定性/遅延 |
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操作性 |
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装着感 |
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音漏れ |
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遮音性 |
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総合評価【3.9】 |
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