どうも、ロボタです。
最近は通勤中にイヤホンを見ることが増えてきたんですが、やっぱりAirPods Proを使ってる人は多いですね。それだけノイズキャンセリングも注目されている証拠です。
ですがAirPods Proより安いにもかかわらず、同等クラスのノイズキャンセリングを搭載したイヤホンをご存知ですか?
それが今回ご紹介する完全ワイヤレスイヤホン「PINO」です。
PINOはクラウドファンディングMakuakeで支援額1,300万円以上・サポーター1000人以上という驚異的な人気を誇っている、今注目のワイヤレスイヤホンです。
一番の注目は高性能ノイズキャンセリング機能を搭載していながらも、価格がリーズナブルという圧倒的なコスパの良さです。
ノイズキャンセリングを使いたいけど、高価なので手が出せなかった…
AirPods Proが欲しいけど、もっと安いのがないか探している…
こんな方にはドンピシャとも言える製品になっています。
ということで、ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン「PINO」について詳しくご紹介していきます。
- AirPods Proクラスの高性能ノイキャン
- 装着したまま会話できる外音取り込み
- バランスが良く、聴きやすいサウンド
- バッテリーはやや物足りない…
- 同クラス内では圧倒的なコスパ
カラー | ブラック,ホワイト |
サイズ(ケース) | 約 6.2 × 5.2 × 2.7 cm |
重さ(イヤホン本体) | 約5g (合計 10g) |
重さ(イヤホンケース)※イヤホン込 | 55g |
プロファイル | AVRCP / HSP / HFP / A2DP |
音質コーデック | SBC,AAC |
ドライバー | – |
チップ | Bes2300 |
Bluetooth | ver5.0 |
防水 | IPX4 |
アクティブノイズキャンセリング | ○(最大35dB) |
CVCノイズキャンセリング | ×(ENCノイズキャンセリングには対応) |
連続再生時間 | 4時間 |
最大再生時間(ケース併用) | 24時間(ケース20時間) |
充電時間 | 約1.6時間 |
充電ポート | USB-C |
イヤホン操作方式 | タッチ式 |
ワイヤレス充電 | × |
付属品 | -(本体のみの提供のため不明) |
○ … 対応
× … 非対応
ー … 非公開
PINOのデザイン・スペックは?
PINOはカナル型の完全ワイヤレスイヤホン。AirPodsを彷彿させる棒状のデザインとなっています。
耳の穴に差し込むタイプ。遮音性が高く、音漏れがしにくいのがメリット。装着感がキツイ分、激しい運動でも外れにくく音も聴き取りやすい。
無駄な装飾もなく超シンプル。艶のある質感で上品さもあります。
イヤホンの重さは2つで約10g。長時間着けていても、耳が疲れないほどの軽さです。
デザインが似ている「Anker Soundcore Liberty Air 2」と比べると、サイズ感はやや大きいくらい。
イヤホン外面にはインジケーターが搭載されており、点灯ランプで接続状況が分かります。
また直感的な操作が可能なタッチセンサーを搭載。軽く触るだけで音楽操作や曲送りができるのでとても便利です。
PINOは外出先でも使えることを想定して「IPX4」レベルの保護力に対応。汗や雨に濡れるくらいでは壊れることもありません。
防水性能の規格のことでIPX4は「防沫形」。あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がないレベル。
次に充電ケースについて。ツルっとした質感で、Apple AirPodsと同じような手触りに仕上がっています。
大きさは約6.2×5.2×2.7cmで、他製品よりもほんの少し大きめ。
ただ大きめと言ったものの、厚さは100円玉と同じくらいのサイズなので持ち運んでもかさばりません。
持ってみても、手の中にスッポリ収まります。
充電ケースの重さはイヤホン込みで約55g。卵1個分とほぼ同じ重さで、見た目よりもかなり軽い印象です。
使っていて少し気になったのが、充電ランプの少なさです。ケース前面に1つしかないので、残量が分かりなくくなっています。
充電ケースへの充電は汎用性の高いUSB-Cを採用しています。
残念ながらPINOはワイヤレス充電には非対応です。
PINOの音質は?
PINOはバランスの良いサウンドが特徴的。高音も低音も満足できるレベルです。
少し厳しい言い方をすると「普通かな」という印象。ただPINOの魅力はそこではないので、僕はあまり気にしてません。
重低音は少し弱めですが、ノイズキャンセリングと組み合わせることでクリアなサウンドを楽しめます。
「とにかく音質を最重視!」という方には少し物足りないかもしれませんが、「ノイズキャンセリングが超気になる!」という方のはぜひ使ってもらいたい逸品です。
fa-arrow-circle-downサウンドの評価
高音域 |
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中音域 |
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低音域 |
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実際に2曲聴いてみましたので、参考にしてみてくださいね。
ボーカルのクリアで高い声も綺麗に表現できていて◎
ズンズン感は弱め。ただノイキャンをオンにしてると、小さい音量でもしっかり表現できてる。
正直なところ、他製品のワイヤレスイヤホンと比べて音質は「良くも悪くも普通」という印象です。
ただし、この価格でノイキャン搭載ということを考えると十分すぎる完成度になっています。
PINOのバッテリーは?
PINOはイヤホン単体4時間、ケース併用で24時間の連続再生が可能です。
fa-arrow-circle-down連続再生時間
イヤホン単体 | 約4時間 |
ケース併用 | 約24時間 |
イヤホン単体で4時間利用というのは、他製品と比べると短め。カフェなどでの長時間作業が多い方には少し物足りない感じです。
ちなみに一般的な製品だと連続利用5~6時間の製品が多く、ノイキャン非搭載製品だと7~8時間の製品も増えてきました。
またケース併用で24時間の利用はノイキャン搭載製品の中では平均的。通勤時間を往復2時間とすると、1回の充電で12日間も使えるので十分ですね。
fa-arrow-circle-downイヤホンの再生時間比較
イヤホン単体 | ケース併用 | |
PINO | 4時間 | 24時間 |
Apple AirPods Pro | 4.5時間 | 24時間 |
SONY WF-1000XM3 | 6時間 | 24時間 |
audio-technica ATH-ANC300TW | 4.5時間 | 18時間 |
パナソニック RZ-S50W-W | 6.5時間 | 19.5時間 |
ノイズキャンセリングをオンにすると電池の減りも早くなるので、ややバッテリーには不安が残りますが、ケースを併用すればそこまで気にする必要もないでしょう。
PINOの使用感は?
ここからはPINOの使用感についてご紹介していきます。
アクティブノイキャンで超遮音!誰でも分かるほど世界が変わる
引用:PINO|Makuake
PINOには最大35dBまで遮音してくれるアクティブノイズキャンセリングを搭載。イヤホンの遮音性自体は高くありませんが、ノイズキャンセリングを活用することで驚くほど外音を遮断してくれます。
周囲の外音を取り込み、反対の音を作り出して騒音を打ち消す技術。電車や街中の騒音だけをカットし、音楽だけをクリアに楽しむことができる。ANC(Active Noise Canceling)とも言われる。
とはいっても、どれくらいの効果があるのか分からないですよね。
なので簡単に色んなシチュエーションで使ってみた感想をまとめてみました。
fa-arrow-circle-downノイキャン効果のまとめ
電車 | 電車の風を切る音や空調音は大幅カット。ほぼ聴こえないくらいと言えます。反対にガタンゴトンという音や、アナウンスの音は普通に聴こえます。 |
街中 | 車の通過音や街中の雑音、人混みの音みたいなのは大幅に消えます。クラクションなどは聴こえますが、車が近づくまで分からないこともあるので注意は必要です。 |
カフェ | 近くの人の声は聴こえますが、カフェ全体の雑音・人混みの音みたいなのはほぼ聴こえません。 |
家 | 洗濯機や食洗機、掃除機などの音を大幅カットしてくれます。体感では7割くらい消せてる気がするので、ほとんど気になりません。 |
一言でいうと、ノイキャンの性能は「とても良い」です。ノイキャンの評価が高いAirPods Proと比べても遜色ないといえます。
実際にスペック上は超えているとの情報もあります。
ノイズキャンセリングは全ての音を消す訳ではありません。音を軽減するというイメージを持っておきましょう。
またノイズキャンセリングのメリットとして、小さい音量で音楽を楽しむことができる点もあります。
大きすぎる騒音や音楽は耳を損傷します。そこでノイキャンの技術が注目され、WHOも推奨しているほどです。
今注目の機能をぜひ使ってみてもらいたい!
装着したまま会話できる!自然な音の取り込みが良い◎
実は一番スゴイんではないかと思っているのが「外音取り込み機能」です。
内蔵マイクを通して外の音を取り込み、周囲の音を聴こえやすくする機能。イヤホンを外さなくても会話ができたり、外出時でも安全に使えるのがメリット。
製品によっては不自然な音に変換されることがある本機能ですが、PINOはかなり優秀な仕上がり。より自然な音を再現できているので、イヤホンを外した時との差があまりありません。
ケースに片づける手間もなく、イヤホンを紛失するリスクも低くなるので、個人的にはおすすめの機能です。
装着感は良いがやや緩め。運動時には少し注意
PINOの装着感は良いです。耳への圧迫感もあまり感じず装着感は優しいので、長時間使っても疲れにくくなっています。
ただ実際に使ってみて感じたのが、フィット感はやや緩めです。自転車に乗ってる時や、ランニングしている時に少しズレやすく感じます。
通信接続は安定!途切れも遅延も気にならない
ワイヤレスイヤホンはBluetoothによる「通信の安定感」もとても重要です。
PINOを数週間みっちり使ってみましたが、とても安定していてストレスフリー。遅延や途切れもほぼなく、通勤時の電車内でも快適に音楽を楽しむことができました。
ただし満員電車や人混みなどでは、やや乱れがち。一瞬だけ音が飛ぶことが何度かありました。
これだけ安定して使えるのは「Bluetooth5.0」と「左右独立接続」のおかげ。特に左右独立接続は、従来の接続方式よりもかなり安定しました。
左右のイヤホンに同時伝送をする技術。音の途切れが減るだけでなく、低遅延やバッテリーが減りにくいというメリットがある。
片耳ずつ使い分け!2台とデバイス接続が可能
さきほどご紹介した左右独立接続により、PINOでは2台のデバイスとの接続が可能です。
例えば、『左耳は音楽再生で右耳は通話』といった使い方や、『恋人や友人と片耳ずつ使って個別で音楽再生を楽しむ』といったこともできます。
少し特殊な使い方ですが、便利に使い分けることができます。
操作感度はやや遅め。操作は快適だが…
PINOはイヤホンをタップすることで、スマホを触ることなく音楽操作や通話が可能です。
実際に操作できる項目は後ほどご紹介します。
ボタン式と違って、操作がより簡単で耳が痛くなりにくいのは良いところ。
またタッチ式は誤作動が多いとよく言われますが、PINOは比較的少なめ。そこまでストレスは感じません。
また強いていうなら、「2タップ」が「1タップ」と誤認識されることも少し気になります。
PINOの操作方法は?
先ほどお伝えした通り、PINOはイヤホンで簡単に操作することができます。
受話や曲送りだけでなく音量操作まで対応
イヤホン外面のタッチセンサーをタップすることで、いろいろな操作が可能です。
実際にイヤホンで操作できることはこの通り。
fa-chevron-circle-downイヤホン操作一覧
操作一覧 | 左イヤホン | 右イヤホン |
ノイキャンON/OFF | (左右どちらかを)3秒長押し | |
音楽の再生/停止 | – | 2回タップ |
音量アップ | – | 1回タップ |
音量ダウン | 1回タップ | – |
次の曲へ | – | 1秒長押し |
前の曲へ | 1秒長押し | – |
音声アシスタント起動 | 2回タップ | – |
通話開始 | (左右どちらかを)1回タップ | |
通話終了 | (左右どちらかを)1回タップ |
よく使う機能は全て搭載済み。曲送りや音量アップ、音声アシスタントも使うことができます。
2週間みっちり使ってみて特に操作しづらいこともなく満足してます。
ペアリングは3STEPで超簡単!
PINOを使うにはBluetoothのペアリングが必要になります。とは言っても操作は超簡単で、たった3ステップで完了します。
-
STEP1
充電ケースからイヤホンを取り出す
-
STEP2
iPhoneの「設定」→「Bluetooth」から「ANC-D1」をタップ
-
STEP3
「接続済み」になれば設定完了です!
このペアリング設定は一度のみでOK。次回以降はケースから取り出すだけで自動的にデバイスと接続してくれます。
前述した通り片耳だけでも使えるので、周りの音を気にしたい時・会話をしたい時にも便利です。
PINOを他製品と比較すると?
PINOをノイキャン搭載の他製品と比べてみました。
商品名 | サイズ(ケース) | 重さ | イヤホン形状 | 音質コーデック | チップ | Bluetooth | 連続再生時間(イヤホン) | 連続再生時間(ケース併用) | ドライバー | アクティブノイキャン | CVCノイキャン | 外音取り込み | 片耳モード | イヤホン操作方法 | 防水規格 | ワイヤレス充電 | 搭載ポート | 充電時間 | 価格 | 関連 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PINO
|
約 6.2 × 5.2 × 2.7 cm | 約50g | カナル型 | SBC, AAC | Bes2300 | 5.0 | 4時間 | 24時間 | – | ○(最大35dB) | -(ENCノイズキャンセリングには対応) | ○ | ○ | タッチ式 | IPX4 | × | USB-C | 1.6時間 | – | |
Apple AirPods Pro
|
約 4.5× 6.0× 2.1cm | 約56.4g | カナル型 | – | H1チップ | 5.0 | 4.5時間 | 24時間 | – | ○ | – | ○ | ○ | ボタン式 | IPX4 | ○ | Lightning | – | 30,580円 | – |
SONY WF-1000XM3
|
約 5.5 × 8.0 × 3.0 cm | 約90g | カナル型 | SBC, AAC | – | 5.0 | 6時間 | 24時間 | 6mmダイナミック型 | ○ | – | ○ | ○ | タッチ式 | × | × | USB-C | 1.5時間 | 23,700円 | – |
audio-technica ATH-ANC300TW
|
約 5.7× 5.2× 3.2cm | 約64g | カナル型 | SBC, AAC,aptX | – | 5.0 | 4.5時間 | 18時間 | 5.8mmダイナミック型 | ○ | – | ○ | ○ | ボタン式 | IPX2 | × | USB-C | 2.5時間 | 23,500円 | – |
パナソニック RZ-S50W
|
約7.4 × 3.9 × 3.0 cm | 約59g | カナル型 | SBC, AAC | – | 5.0 | 6.5時間 | 19.5時間 | 8mmダイナミック型 | ○ | – | ○ | – | タッチ式 | IPX4 | × | USB-C | 4時間 | 22,000円 | – |
アクティブノイズキャンセリングを搭載している他製品と比べてみると、コスパが抜群に良いのは明確。
PINOは低価格でノイキャンを使いたい人におすすめです!
ただし、バッテリーの持ちはやはり短め。その点は買う前に考慮しておきましょう。
他には特に大きなデメリットもなく、バランス良く仕上がっています。
【まとめ】PINOはノイキャン搭載の中でも最高峰コスパ
PINOを使ってみた感想をまとめてみました。
- AirPods Proクラスの高性能ノイキャン
- 装着したまま会話できる外音取り込み
- バランスが良く、聴きやすいサウンド
- バッテリーはやや物足りない…
- 同クラス内では圧倒的なコスパ
PINOの最大の魅力は「高性能なノイキャンと圧倒的なコスパ」です。
10,000円台で購入できるイヤホンですが、高性能ノイキャン・外音取り込みなどAirPods Proの代替になるイヤホンと考えてもいいでしょう。
- 今まで高価で手が出せなかった…
- ノイキャンを試してみたい!
こんな方にPINOはとてもおすすめです。ぜひ使って見てくださいね!
\ PINOの評価 /
デザイン |
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持ち運びやすさ |
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音質 |
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バッテリー |
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安定性/遅延 |
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操作性 |
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装着感 |
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音漏れ |
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遮音性(ノイキャンあり) |
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総合評価【3.9】 |
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