
仕事で急にスキャンが出来なくなったことはないですか?職業上、毎日のようにスキャンが出来なくなったという報告を受けるので、PCでスキャンが出来なくなった時の解決策をお伝えしていきたいと思います。
なぜ、スキャンができなくなるのか?
そもそも、なぜスキャンが出来なくなるのかを知る必要があります。
- PCの設定などの問題
- ネットワークの問題
- 複合機・コピー機の問題
WindowsUpdateやセキュリィティソフトが定期的に更新されるので、昨日まで出来ていたのに今日は出来なくなったということは頻繁にあります。
さらにスキャンが出来ない理由は、知ってしまえば意外と簡単なことで解決することも多いです。一般的なスキャンの解決策をお伝えしていきたいと思います。
スキャンができない時の解決策
スキャンができない時の解決策は大きく8つあります。
①ネットワークに繋がっているかどうか確認する
- デスクトップ右下の「Wi-Fi」マークを左クリック
- ネットワークが「接続済み」になっているか確認する
PC、複合機ともにネット接続を確認しましょう。もしどちらのデバイスも不安定な場合はルーターを再起動してみましょう。
②同じネットワークに接続できているかどうか
- PCと複合機が同じネットワークになっているか確認する。
iPhoneのテザリングや、モバイルルーターの電波を使っていないかどうか確認してみましょう!
③ネットワークが共有されているかどうか
- デスクトップ右下の「Wi-Fi」マークを左クリック
- 「ネットワークとインターネットの設定」をクリック
- 「共有オプション」をクリック
- 「ネットワーク探索を有効にする」にチェックを入れる
- 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にチェックを入れる
- 「変更の保存」をクリック
ネットワーク探索、ファイルとプリンター共有などが無効になっている場合、複合機からPCを見つけることができない為、スキャンができない可能性があります。
④ネットワーク種別が「プライベートネットワーク」になっているかどうか
- デスクトップ右下の「 Wi-Fi」マークを左クリック
- 「ネットワークとインターネットの設定」をクリック
- 現在接続している「Wi-Fi」もしくは「イーサネット」をクリック
- 接続中のネットワーク名をクリック
- 「プライベート」になっているか確認する
- 「パブリック」の場合、「プライベート」へ変更する
ネットワークの種類がパブリックとプライベートの2種類ありますが、パブリックの状態であると共有が出来ないのでスキャンが失敗することがあります。
⑤SMB設定にチェックが入っているかどうか
- デスクトップ左下の検索窓で「con」と入力し、「コントロールパネル」を起動
- 「プログラムと機能」をクリック
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリック
- 「SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート」のすべてにチェックを入れる
- 「OK」をクリックして完了
複合機側の送信で「SMBプロトコル」を利用してスキャンデータを送る場合は、必ずPC側のこの設定にもチェックを入れておきましょう。
⑥フォルダを共有にしているかどうか
- スキャンを受信するフォルダを右クリックし、「プロパティ」を開く
- 「共有」タブを選択し、「詳細な共有」をクリック
- 「このフォルダーを共有する」にチェックを入れて、「アクセス許可」をクリック
- アクセス許可をするユーザーを選択し、「変更」の「許可」にチェックを入れる
必ず共有化してあげましょう。またユーザー名も指定してあげないと上手くいかない場合がありますので、よく分からない方は「Everyone」を選んでおけば全ユーザーが対象となります。
ただし、自分以外の人からもフォルダを共有できてしまうので注意しましょう。
⑦セキュリィティソフトでブロックされていないかどうか
フォルダを共有化していないと複合機側から送信先が見当たらない場合があります。
- デスクトップ左下の検索窓から「ESET」を検索し、「ESET」を開く
- 「設定」の「ネットワーク」をクリック
- 「ファイアウォール」の設定をクリックし、「ファイアウォールの一時停止」をクリック
- 一時停止後、スキャンが取れるかどうか確認する
- スキャンが取れた場合、セキュリィティソフトが原因ですので、セキュリィティソフトメーカーにスキャンのポート開放の方法を確認してください。
一度ファイアウォールを停止してからスキャンを試してもらうことで、セキュリィティソフトがブロックしているかどうかが分かります。
ファイアウォールを停止してスキャンが出来た場合は、セキュリティソフトの設定でスキャンのポートを開放してあげる必要があります。ポート開放の方法は各セキュリティ会社に確認をしてみてください。
⑧複合機の宛先内容が間違っていないかどうか
複合機も種類がかなり多いので全てをご紹介することはできませんが、今回はCANONの場合で説明していきます。
- 複合機のホーム画面から「スキャン」→「アドレス帳」→「編集」と進みます。
- 「プロトコル」「ホスト名」「ユーザー名」が一致しているか確認する。
- 間違っていた場合は修正してください。
スキャン不具合を早く解決させるコツはこれ!
これに尽きると思います。ちなみにCANONの複合機であれば大体2パターンのエラーがあります。
ざっくりまとめるとこんな感じです。エラー内容が絞れると非常に今後の動きが楽になります。
スキャンは1つずつ潰していけば解決しますが、非常に時間がかかってしまうことがあります。時間がかかればかかるほど、業務時間を失いますのでこれほど無駄なことはありませんよね。
スキャンの不具合が起こった時に一番大事なのは、「原因をいかに早く見つけられるかどうか」と言っても過言ではありません。
その為に複合機のエラーコードを確認して、問題の切り分けをまず最初に行うことをオススメします。
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