
MicrosoftのExcelを使っていて、急に「右クリックが出来ない!」ってなった時に解消した方法をご紹介したいと思います。
Excelで右クリックが出来ない原因
.xlbファイルとはExcelを利用時に自動で作成されるデータのことで、そのデータの中に様々な情報が保存されています。ちなみにバックアップファイルではありません。
xlb ファイルには、ツール バーやメニュー バーに関する情報が保存されており、Excel 起動時に読み込まれるため、破損していると Excel の動作に影響を与える場合があります。
引用:Microsoft Excel がエラーで起動できない場合の対処方法
つまり.xlbファイルが損傷しているか不具合がある場合は、正常にExcelが機能しないことがあるということです。
Excelで右クリック出来ない時の解決方法
右クリックが出来ない時は「xlbファイル」を削除すれば解決できるので、削除する方法をご紹介していきます。今回はWindows10の場合ですが、Windows7・8も画面は違いますが流れは一緒ですので参考にしてくださいね。まずはPCの左下にあるWindowsのマークの上で右クリックし、「エクスプローラー」を開いてください。ちなみにエクスプローラーでなくても、何かの「フォルダ」を開いて頂いても大丈夫です。
エクスプローラーを開いたら「表示」タブをクリックし、「隠しファイル」という項目にチェックしてください。隠しファイルにチェックを入れると今まで見えていなかったファイル・フォルダが見えるようになります。
隠しファイルにチェックを入れたら、「Windows (C;)」をクリックします。
「ユーザー」→ご自身の「PC名」→「AppData」→「Roaming」の順に進んでいってください。
「Microsoft」→「Excel」と進んでいくと、【Excel●●.xlb】というファイルが保存されていますので、このファイルを削除してください。Excelのバージョンによって数字が違うことがありますが問題ありません。
あとはExcelを一度全て閉じてから、再度開けば右クリックが使えるようになっています。
これでも解決しない場合は「Officeの修復」
.xlbファイルを削除しても右クリックが出来ない場合、Excel自体が故障している場合があります。Excelが故障している場合はOfficeを修復するか、アンインストールしてから再度インストールを行うしか方法がありません。
- 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Microsoft Office ●●」を右クリック
- 「変更」をクリック
- 「オンライン修復」にチェックを入れて、「修復」をクリック
- 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Microsoft Office ●●」を右クリック
「アンインストール」をクリック
どちらの方法でも再度Officeを使い始めるには、Officeのプロダクトキーが必要になります。修復・アンインストールしてから「プロダクトキーがない!」ってなってしまうとOfficeを全く使えない状況になってしまうので、作業前は気を付けてください。
Officeのプロダクトキーを調べる方法はこちら
まとめ
Excelで右クリックができないと、かなり作業が限定されてしまうので不便ですよね。この方法でほぼ解決できるので試してみてください。
★ctrlキーを押しながら新規Excelを立ち上げる
セーフモードで起動したExcelでは右クリックができれば.xlbファイルが原因の可能性が高いですし、セーフモードでも右クリックができない場合はExcel自体の故障の可能性が高いです。