【Windows】iTunesでiPhoneのバックアップを作成する時の保存先をNASに変更する方法

パソコン

iPhoneのバックアップをNASで作成したいと思ったことはないですか?新しいiPhoneの容量は256GBまで増えているので、バックアップを作成するとPC上の容量を大きく消費してしまいます。そんな時はNASにデータを保管しておきたいですよね!

 

ということで今回は、iTunesでiPhoneのバックアップを作成する時の保存先をNASに変更する方法をご紹介したいと思います。

 

iPhoneのバックアップをNASで作成する4つのメリット

わざわざNASを準備して、iPhoneのバックアップを作成するには理由があります。NASでiPhoneのバックアップを作成した方がメリットが大きいからです。iPhoneのバックアップをNASで作成するのは4つのメリットがあります。

 

  1. PCの保存容量(ハードディスク)を節約できる
  2. PCよりも大量のデータを保存できる
  3. PCよりも交換の頻度が少なく、壊れにくい
  4. PCが壊れても、別のPCでバックアップを復元できる

この4つのメリットに当てはまる人は、バックアップにNASを使うのに向いています。

 

iPhoneのバックアップ先をNASに変更する設定方法

本題のiPhoneのバックアップ先を変更する方法ですが、今回はコマンドプロンプトを利用してバックアップ先を変更します。PCに詳しくない人でも分かりやすいように画像付きで解説していきますので、安心してくださいね。

ロボタ
設定変更にかかる目安時間は5分~15分程度です!

 

 

 

今回はWindows10のPCを利用します。iTunesも使うのでインストールしていない人はしておいてくださいね。バックアップをNASで作成するまでの流れはこんな感じです。

  1. 現状のiPhoneのバックアップフォルダ名を変更する。
  2. NASにバックアップフォルダを新規作成する。
  3. NASに作成したフォルダをバックアップフォルダとしてリンクさせる。

①現状のiPhoneのバックアップフォルダ名を変更する。

変更する前のiPhoneのバックアップが、どこに保存されているかを確認してバックアップフォルダ名を変更する必要があります。まずはデスクトップの左下「Windowsマーク」を右クリックし、「エクスプローラー」を左クリックします。

 

エクスプローラーが表示されたら、「表示」タブを左クリックし、「隠しファイル」にチェックを入れます。隠しファイルにチェックを入れると、普段は見えていないフォルダやファイルも見えるようになります。

 

ここからはフォルダをひたすら開いていきます。「Windows(C:)」を左クリックし、「ユーザー」を左クリックします。

 

次に「自分のPC名」→「AppData」→「Roaming」→「Apple Computer→「Mobile Sync」へと進みます。ただし、「⑦自分のPC名」に関しては人によって違いますので注意してください。

 

「Mobile Sync」のフォルダ内に「Backup」フォルダが保存されているので、このフォルダ名を何でもいいので変更してください。今回、僕は「Backup★」にしておきました。

 

②NASにバックアップフォルダを新規作成する。

次にNAS内にiPhoneのバックアップを作成する為のフォルダを新規作成します。

 

フォルダ名は何でも問題ないですが、今後もずっと使っていくフォルダなのでiPhoneのバックアップが保存してあると明確に分かる名前にしておきましょう。今回は「iphone backup」としておきました。

 

③NASに作成したフォルダをバックアップフォルダとしてリンクさせる。

今回一番ここが重要です。さっきNAS内に新規作成したフォルダを、iTunesのバックアップ先のフォルダとしてリンクさせます。

 

まずはデスクトップ左下の検索欄に「cmd」と入力します。「コマンドプロンプト」というプログラムが表示されるので、右クリックし「管理者として実行」をクリックします。黒い画面のコマンドプロンプトが起動しますので、下記の通り入力してください。

 

コマンドプロンプト
mklink /d

「/」の前、「d」の後には「半角スペース」が入りますので、忘れないようにしましょう!

 

 

次にiPhoneのバックアップ作成時の前回フォルダのパスを入力します。フォルダパスの前後には「”」を入力する必要があるので、忘れないようにしましょう。

コマンドプロンプト
“C:¥Users¥自分のPC名¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup”

 

この後にNASに新規作成した、バックアップを保存したいフォルダのパスを入力します。今回もフォルダパスの前後に「”」を入力する必要があります。また、前回のフォルダパスと新しいフォルダパスの間に「半角スペース」も必要になるので、注意してください。

コマンドプロンプト
“¥¥192.168.10.10¥●●¥▲▲¥■■¥iphone backup”

 

これでコマンドプロンプトの入力は完成です。最終的にはこんな感じになっているはずです。

 

問題なければ、コマンドプロンプトの画面で「Enter」を押して、「シンボリック リンクが作成されました」と表示されれば設定完了です。もしこの表示が出てい来ない場合はエラーになっている可能性が高いので、再度一から入力してみてください。

 

設定が無事に完了していれば、前回までのiPhoneのバックアップフォルダに新しく「Backup」というフォルダが作成されています。このフォルダは、設定したNASのフォルダとリンクしているので、バックアップはNAS内に保存されます。

 

まとめ

NASを上手く使うことでPCの容量を確保できますし、PCの動作も比較的軽くなります。しかもPCが故障しても復元できるので、安心ですからね。ぜひ興味がある人は試してみてください。

 

また、NASをまだ持っていない人は1万円位でNASを購入できるので、検討してみてくださいね!

 

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