つい先日、NTTひかり電話のボイスワープを設定した時に困ったことがあったので、ご紹介したいと思います。ちなみにNTT西日本での利用の場合ですので、NTT東日本の場合は若干操作が違う可能性がありますのでご了承ください。
ボイスワープを設定したのに転送されない?
NTT西日本のひかり電話を利用している拠点があり、ボイスワープを設定したのに着信電話が転送されないという問題が発生しました。
何回電話をかけても、「現在、お掛けになった相手の通信機器の電源が入っていない、もしくは故障、 またはネットワークの故障が発生していると思われます。」というアナウンスが流れてしまうのです。
最初は「設定が正しくない」もしくは「転送先番号を間違ってる」かなと思いましたが、そこは何度確認しても合っていました。原因が全く分からなかったので、とりあえずNTTの116番に電話して確認することにしました。
NTT西日本(0120-116-116)に電話して事情を説明したところ、症状的には不具合や故障の可能性があるとのことで故障窓口を教えてもらいました。
NTT西日本故障対応窓口0120-248-995
この窓口に電話をして、現状を伝えました。
- 現地よりボイスワープの設定を完了済み。
- 遠隔で操作できるように、リモートコントロールの設定も完了。
- 拠点から撤退する為、電話機とネットワーク機器はボイスワープ設定後に取り外し済み。
- リモートコントロールでもボイスワープの設定は無事完了している。
最初は電話機を撤去したことが原因かと思っていましたが、ボイスワープはNTT局舎での操作になるので、電話機が外れていても転送されるはずです。NTTに確認しても、そこの認識は合っていました。
転送されない原因は転送方法だった
なぜ電話が転送されないのか。それはボイスワープの転送方法に問題がありました。
- 無条件転送:転送元の電話機を呼び出さずに、転送先に着信させる。
- 無応答転送:転送元の電話機を呼び出した後、応答がない場合に転送先に着信させる。
この転送方法が「無応答転送」になっていたのが、ボイスワープが転送開始されない原因でした。現地には電話機が繋がっていないので、転送元の電話機を呼び出した時点でエラーとなりアナウンスが流れてしまうのです。
転送方法を変更すれば解決できた
この場合、ボイスワープを開始させる方法は「無条件転送」に転送方法を変更することです。設定変更さえしてしまえば、解決できます。
ボイスワープは基本的には現地の電話機から「142」に発信して、設定変更をするしか方法がありません。残念ながらボイスワープのリモートコントロールは【転送の停止・転送の開始・転送先の電話番号指定】の3つしか操作できないようになっています。つまり、現地で電話機を外している場合はボイスワープの設定変更をできないのです。
いえ、安心してください。ボイスワープの設定自体が完了している場合はNTTが対応してくれました。リモートコントロールを設定していたこと、現地で電話機の操作ができないこともあり、NTTが直接設定を変更してくれました。
ただしボイスワープの開始や停止、転送先の変更などの設定変更は自分達でしかやってくれないです。今回のように設定しているのに繋がらないという場合しか対応してもらえないと思っておきましょう!
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