今回はRPA国内ツール『Winactor』で、Excel指定セルのデータを取得する方法をご紹介したいと思います。
それぞれ使う場面によって使い分けが必要になってきますので、覚えておいて損はないですよー!
WinactorでExcelの指定したセルのデータ取得する方法は4つ
WinactorでExcelの指定したセルのデータを取得する方法はざっと4つあります。
【Winactor使い方①】Excel操作(値の取得)
【Winactor使い方②】Excel操作(値の取得2)
【Winactor使い方③】Excel操作(アクティブセルから指定位置の値取得)
【Winactor使い方④】Excel操作(行の読み取り)
それぞれのスクリプトによって、設定できる内容が違いますので簡単にご紹介していきます。
【Winactor使い方①】Excel操作(値の取得)
このスクリプトはセルの位置が固定されている時に利用できます。正直なところ、かなり限定的な機能なのであまり使うことはありません。
【Winactor使い方②】Excel操作(値の取得2)
先程の「Excel操作(値の取得)」と決定的に違うのはセルが固定されておらず、「行」と「列」からセルのデータを取得することができます。Winactorで最もよく使う「変数」を、「行」と「列」にも使うことができるので、あらゆる場面で柔軟にセル取得の対応ができるのが特長になっています。
【Winactor使い方③】Excel操作(アクティブセルから指定位置の値取得)
Excel操作(アクティブセルから指定位置の値取得)は、現在アクティブ(選択中)になっているセルから位置移動させて、セル取得を行うスクリプトです。文章では伝わりにくいので、図でご紹介したいと思います。
まずはA1がアクティブな状態だったと仮定します。X=2・Y=1と指定されていた場合、アクティブ状態のA1からX軸(右方向)へ2移動します。つまり列を2列移動するということです。Yも1なので、同じ要領でY軸(下方向)へ1移動します。つまり行を1行移動するということです。このスクリプトから「C2セル=A」というデータ取得できるということです。
【Winactor使い方④】Excel操作(行の読み取り)
Excel操作(行の読み取り)は非常に便利なスクリプトなので、ぜひ覚えておいてください。言葉の通り、指定した行の指定した列を取得してセルの情報を取得していきます。このスクリプトのメリットは一度に複数のセルを一括で取得できるところです。
もし指定した行が「3行目」だった場合、3行目のA~E列を一括で取得できてしまうのです。
複数のデータを取得する必要がある場合、Excel操作(行の読み取り)は非常に便利なので一度試してみてくださいね。
まとめ
Excelのセル情報を取得するだけでも方法はいくつかあります。最善の方法を選択することで、ロボの動作が軽くなったりエラーが少なくなったりすることが見込めます。それぞれの力が発揮できる場面で使うようにしましょう!
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