RAVPowerからガジェット好きを唸らせるような製品が登場してしまいました。
それが「File Hub RP-WD009」という多機能ワイヤレスカードリーダーです。NASのような働きを、超コンパクトな体で行ってくれる優れモノです!
File Hub RP-WD009は多機能ワイヤレスカードリーダーというだけあってデータのファイル共有だけでなく、ルーター機能やモバイルバッテリー機能まで搭載し、1台で3役をこなしてくれます。
今回はRAVPowerのキメラ製品「File Hub RP-WD009」の魅力と使い方をご紹介していきたいと思います。
- 出張や外出先での仕事や作業が多い方
- 複数のデバイス間でデータ共有をされる方
- microSDカードが使えないスマホやタブレットを使っている方
- とにかく便利そうなモノが好きな方(ガジェット好き必見)
FileHub RP-WD009のスペックについて
RAVPowerの「FileHub RP-WD009」のスペックについてご紹介していきます。
【FileHub RP-WD009】デザイン
File Hub RP-WD009のデザインについてご紹介します。
まずは本体正面です。個人的な印象としては、マットブラック基調でカッコ良くてオシャレ!デザインが良いと使っていても、テンション上がりますよね!
真ん中には5つのインジケータ―が表示され、利用しているアイコンにランプが付くようにようなっています。
右側面には電源ボタンが1つだけ付いています。電源ボタンは凸になっていないので、不注意による誤作動も起こしにくくなっています。
▼本体から突出していないので安心
左側面は「SDカード挿入口」と「Wi-Fiボタン」と「バックアップボタン」を搭載しています。
ちなみにこれらのボタンはこのように使うことができます。
- Wi-Fiボタン:3秒間押し続けることで、Wi-Fiモードが 2.4GHz ⇔ 5GHz ⇔ 2.4GHz & 5GHz と切り替えることができます。
- バックアップボタン:SDカードからUSBメモリーにデータをバックアップしてくれます。
ちなみにSDカードを挿入してもカードは突出していません。誤操作でデータ移行中にSDカードが飛び出てしまうリスクも低そうですね。
本体上部です。ここには「USB-Aポート」「USB-Cポート」「LANポート」の3つを搭載しています。
File Hub RP-WD009は丈夫なフタの内側にポートが搭載されているので、ゴミや埃なども入りにくい設計になっています。
【FileHub RP-WD009】サイズ感
FileHub RP-WD009のサイズ感です。
ワイヤレスでどこでも使えるといっても、持ち運びにくいと意味がないですよね!File Hub RP-WD009は手のひらサイズで、持ち運びにも最適です!
サイズ・重さの一覧表
幅 | 76mm | ||
---|---|---|---|
高さ | 113mm | ||
厚さ | 25mm | ||
重さ | 200g |
厚さ25mmというと、ちょうど100円玉くらいです。写真で見てみるとこんな感じです。
File Hub RP-WD009のサイズはちょっと大きいモバイルバッテリーのような感じですね。
【FileHub RP-WD009】搭載機能
File Hub RP-WD009に搭載している機能をご紹介します。
FileHub本体のスペック
スタンバイ時間 | 最大14.5時間 (2.4GHz) / 最大8.7時間 (5GHz) | ||
---|---|---|---|
連続使用時間 | 最大8.4時間 (2.4GHz) / 最大6時間 (5GHz) | ||
本体への充電時間 | 約4.5時間 |
ファイルハブ機能のスペック
USB-Aポート | USBストレージ、HDDドライブ データ転送 (最大4TB対応) | ||
---|---|---|---|
SDカードスロット | SDXC、SDHC、SD / 最大2TB対応 |
ルーター機能のスペック
Wi-Fi速度 | 733Mbps ( 300Mbps@2.4GHZ、 433Mbps@5GHz ) | ||
---|---|---|---|
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11ac / 802.11n | ||
周波数帯域 | 2.4GHz / 5GHz | ||
同時接続台数 | 最大5台 |
モバイルバッテリー機能のスペック
バッテリー容量 | 6700 mAh | ||
---|---|---|---|
バッテリー出力 (USB A) | 5V / 1.5 A, 7.5W(最大) |
【FileHub RP-WD009】付属品
File Hub RP-WD009の付属品はこちらの4点です。
- RAVPower FileHub 「RP-WD009」本体
- USB-C 充電ケーブル
- 取扱説明書
- サポートカード
取扱説明書は日本語対応しているので、安心してくださいね!
FileHub RP-WD009にできること
- ファイルハブ機能(ワイヤレスカードリーダー機能)
- ルーター機能
- モバイルバッテリー機能
File Hub RP-WD009でできることは3つです。これ1台だけでそれぞれを持ち歩く必要がなくなるので、とても便利になること間違いなしです。
ファイルハブ機能(ワイヤレスカードリーダー機能)
この製品のメイン機能であるファイルハブ機能で、ワイヤレスカードリーダー機能とも言われています。とにかく便利すぎる機能で、この機能だけでも買うメリットはあると思います!
File Hub RP-WD009のファイルハブ機能とは、SDカードやUSBメモリーに保存されているファイルを共有することができる機能です。画像・音楽・動画・連絡先などのファイルを共有できます。
しかもスマホだけでなく、タブレットやパソコンなどのデバイスでもファイル共有が可能です。つまりFile Hubが1台あれば、自分の持っているどのデバイスにも同じデータを共有することができます。
またFile Hub RP-WD009はSDカードとUSBメモリーの2つを挿入することができます。自分の持っているメモリをそのまま使うことができるので既に持っている方は新しく購入する必要はありません。
もしSDカードもUSBメモリーも持っていない方は、Transcend製(トランセンド)やSanDisk製(サンディスク)の製品がおすすめです!
SDカードもUSBメモリーも持っている方は、是非バックアップ機能も使ってみてください!2つのメモリーを同時にFile Hubに接続しておけば、ボタン1つでSDカードからUSBメモリーへバックアップを取ることができます。
スマホやタブレットでFile Hub RP-WD009の操作をする場合は、専用のアプリ「RAV FileHub」を利用する必要があります。RAV FileHubはAppStore・Playストアで無料で簡単にインストールすることができます。
この専用アプリ内から外部メモリーに保存している画像や音楽などのデータを閲覧することができます。専用アプリ内の「カメラ」機能を使って写真や動画を撮影することで、直接SDカードにデータを保存することも可能です!
File Hub RP-WD009のルーター機能
ファイルハブ機能だけでもお腹いっぱいなところですが、File Hub RP-WD009にはルーター機能も搭載されています。ルーター機能としては3つのモードを搭載しています。
- ルーターモード
- APモード
- ブリッジモード
この中で一番よく使うとすると「APモード」ですよね。会社や自宅に既にあるルーターの配下に、このFile HubをLAN接続してあげることで中継器(アクセスポイント)となり、Wi-Fiを飛ばすことができるようになります。
自宅でもルーターが1階にしかない場合、(LANケーブルがあれば)2階にもWi-Fi環境を作ってあげることができます。今までネットに繋がりにくいかった部屋でもWi-Fiを使えるようになるかもしれません。
File Hub RP-WD009のモバイルバッテリー機能
File Hub RP-WD009には最後の一押しとして、モバイルバッテリー機能が搭載されています。
6700mAhという中容量を備えており、iPhone8であれば2~3回、iPhoneXSであれば1.5回~2回ほど充電が可能です。ちなみにUSB-Aポートからデバイスへの給電が可能です。
このケーブルがあれば、全デバイスを充電できるのでおすすめ!
FileHub RP-WD009の使い方
さて、いよいよFile Hub RP-WD009の使い方をご紹介していきます。どれだけ便利でも、使い勝手が悪いと意味がないですからね。しっかりと参考にして頂ければと思います。
先にお伝えしておきますが、どれもとても簡単です!
今回はスマホでの操作をご紹介します。
FileHub機能(ファイル共有)の使い方
ファイル共有は専用アプリ「RAV FileHub」を経由して、使うことが出来ます。
RAV FileHubをインストール
専用アプリを起動する
RAV FileHubをタップして、起動させます。
管理画面で使いたい項目を選択する
管理画面で写真・動画など使いたい項目をタップすると、データを確認することができます。今回はスマホの入っているデータを、外部メディアに保存する方法をご紹介します。
まずは管理画面で「ビデオ」を選択します。
コピーしたいファイルを選択
次にコピーしたいファイルを選択し、外部メディアの保存先に「貼り付け」するだけ!
あとはコピーが完了するまで、待つだけです!
保存したファイルを確認する
コピーが完了したら、ファイルが保存されているか念の為に確認しましょう。専用アプリの管理画面から「ファイル管理」をタップし、保存したフォルダに進めばファイルを確認できます。
File Hub RP-WD009は動画や写真のデータをスマホなどのデバイスにダウンロードすることなく再生することができるので、クラウドストレージを使うよりもかなり便利です!
ちなみにスマホのデータをSDカード・USBメモリーにバックアップを取るのも簡単です。管理画面にある「●●のバックアップ」を選択して、先に進めるだけでバックアップが保存されます。
またアプリ内のカメラ機能を使うことで、SDカード・USBメモリーに撮影した写真や動画を直接保存することもできます。これでスマホの容量を気にせずに、しかもデータをコピーする手間もなく、写真や動画を外部メモリに保存できます!
SDカードからUSBメモリーにバックアップする
SDカードのデータをUSBメモリーにバックアップすることができます。
方法は2つあります。
- 専用アプリ内のバックアップをタップ
- 本体の左側面のバックアップボタンを押す
どちらでも簡単にバックアップが可能です。個人的にはアプリからの方が分かりやすかったので、簡単にご紹介だけします。
- 専用アプリの「SDカードをバックアップ」をタップ
- 「OK」をタップ
これだけなので超簡単です!このバックアップをする際は、必ずSDカードとUSBメモリーを挿入しておいてください。
ルーター機能の使い方
ルーター機能の使い方については、ルーターモードとAPモード/ブリッジモードで使い方が少し違います。今回は一番よく使う可能性があるAPモードを簡単にご紹介します。
専用アプリをインストール
まずスマホ・タブレットに専用アプリをインストールします。(ちなみにパソコンで設定する場合は専用アプリのインストールは不要です。)
LANケーブルをFileHubに挿入
専用アプリをインストールし終えたら、File Hub RP-WD009本体にLANケーブルを挿入します。
FileHubのWi-Fiに接続する
Wi-Fiを選択しネットに接続します。この時のWi-Fi初期パスワードは「11111111」です。
専用アプリを開いて、管理画面へ進む
Wi-Fi接続後、専用アプリ「RAV FileHub」を開くと管理画面に進みます。APモードはこれだけです。
LANケーブルを挿入して、Wi-Fiに接続した時点で自動的にAPモードとして認識されます。つまりホテル・カフェ・会社などで利用する場合はLANケーブルを挿して、Wi-Fiに接続するだけで利用できるということですね!
ちなみにルーターモードの場合は管理画面に進み、インターネット設定にIPアドレスやプロバイダ情報を入力してあげればルーターとして利用できます。
モバイルバッテリー機能の使い方
モバイルバッテリー機能はとても簡単で、USB-Aポートに充電ケーブルを挿入してスマホやタブレットなどを接続するだけです。ボタンなどもなく、これだけで充電が開始します。
【FileHub RP-WD009レビュー】まとめ
本記事は「【FileHub RP-WD009レビュー&口コミ】 1台3役の優れモノ!ワイヤレスカードリーダー機能の他に、ルーター機能とバッテリー機能も搭載!」について執筆致しました。
RAVPowerのFile Hub RP-WD009の紹介をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
僕はサイト運営するにあたり画像や動画の編集をすることが多く、スマホで撮影した写真や動画をPCに共有することもしばしばあります。
今までは有線ケーブルで送信したり、メールで送信したり、ドライブで共有したりしていましたが、File Hubを使うことでストレスが軽減しました!
File Hub RP-WD009を使ってみて思ったのが、持ち運びもカバンに入れてもそこまで邪魔にならないサイズ感なので、とても使いやすいことです!
もしこの機能を全部持っていこうと思うと、邪魔で仕方ないですからね。
個人的な感想としてはかなり満足ですが、「もしFile HubにSIMカードが挿入できると、もっと世界が変わるな」とも思いました。LANケーブルに繋ぐことなく利用できたら、いよいよ最強ですよね!
購入するのに約7,000円するので決して安い価格ではありませんが、買ってみる価値はあると思います。
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