【iOS11以降】iPhoneの復元の時に暗号化パスワードを忘れた場合の対処法

iPhone

 

iPhoneのバックアップを取るとき、みなさんはiTunes派ですか?iCloud派ですか?

 

ロボタ
私は断然、iTunes派です!

 

iCloudは便利ですけど容量が5GBまでしかないですからねー。iTunes経由でバックアップを取る時に「あれ」困りますよね!そう、「iPhoneのバックアップを暗号化」の時に使うパスワード忘れです!たまにしか使わないので、忘れてしまうんですよね…

 

ということで、今回は「iPhoneのバックアップを暗号化」した時のパスワードを忘れた時の対処方法をお伝えしたいと思います。

 

そもそもバックアップを暗号化するとどうなるの?

iPhoneやiPadのバックアップを暗号化した時としなかった時の違いって知っていますか?なんとなく暗号化した方がいいと思っている人が多いのではないでしょうか?ちゃんと暗号化にもメリットがあります!簡単にいうとパスワードやアカウントなどの重要な個人データも引き継ぐことが可能になるということです。暗号化することでバックアップされる項目は大体10項目くらいです。

 

暗号化バックアップされる項目
  1. Wi-Fi設定
  2. wallet設定
  3. ApplePay設定
  4. TouchID設定
  5. Safari(Webサイト)の閲覧履歴 
  6. Webサイト等で保存したパスワード
  7. ヘルスケアデータ
  8. アクティビティ
  9. キーチェーンのデータ
  10. LINEの履歴データ(トーク履歴など)

 

反対に暗号化してもバックアップされないデータもあります。これは通常のバックアップの場合でも、バックアップできません。

 

★暗号化でもバックアップされない項目”
  1.  iTunes経由でダウンロードした音楽・動画・写真
  2. iTunes経由でダウンロードした書類やZIPファイルなどのデータ
  3. Cloudで同期しているデータ

 

これらの復元できないデータは再度iTunes経由で同期をすれば移行できるので、大きな問題ではないかと思いますが、iTunesにデータが無い場合は移行できないので注意が必要です!iCloudはIDとパスワードを入力して同期すればデータは戻ってきますので、ここも大きな問題ではないと思います。

 

暗号化パスワードを忘れた時は「すべての設定をリセット」が有効!

「iPhoneのバックアップを暗号化」で設定したパスワードを忘れた場合、「すべての設定をリセット」を行うことで、パスワードをリセットできます!リセットというのはあくまでも「設定」のみですので、個人データ(写真や音楽、アプリ、連絡先など)は消えません。

 

但し、設定はすべて工場出荷状態にまで初期化されてしまいますので、Wi-Fi設定やBluetooth設定、パスコード、TouchIDなど全て再設定が必要となりますのでご注意を!

 

★詳しく知りたい方はこちらを参考に!

 

暗号化パスワードを忘れた時の操作方法

iPhoneとiTunes(PC)の2つで操作が必要となります。

 

iPhoneでの操作

 

★「設定」⇒「一般」⇒「リセット」⇒「すべての設定をリセット」⇒パスコードを入力⇒「すべての設定をリセット」

 

 

 

この作業でiPhoneの設定を初期化できたので、次にiTunesでバックアップを取る必要があります。

 

iTunes(PC)での操作

 

⑴PCにiPhoneを接続して、iTunesを立ち上げます。

⑵iTunesが立ち上がったら、「iPhoneマーク」をクリックします。

 

 

⑶「iPhoneのバックアップを暗号化」のチェックが外れていることを確認してください。

 

 

⑷「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れます。

 

 

⑸「パスワードを設定」というポップアップが表示されますので、暗号化に利用するパスワードを入力して「パスワードを設定」をクリックします。

 

 

⑹設定が完了後、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックが入ったことを確認し、「今すぐバックアップ」をクリックします。

 

 

⑺バックアップが開始します。

 

 

⑻バックアップが完了しましたら、iTunesの左上「編集」⇒「環境設定」⇒「デバイス」と進んで頂き、「デバイスのバックアップ」の欄に今回の日付で表示されていれば完了です。

 

 

暗号化パスワードを忘れた時のポイント

 

「すべての設定をリセット」後は、以前バックアップしたデータは復元できなくなる!

暗号化をリセットしてしまうと、以前暗号化したバックアップは復元できなくなります。なので「すべての設定をリセット」後にiTunesでバックアップを取得して頂く必要があります。間違っても端末の初期化はしないようにしましょう!

 

何のデータも取り出せなくなってしまいますからね!

 

暗号化パスワードは何回間違えても大丈夫!

暗号化パスワードは、iPhoneのパスコードと違って何度間違ってもロックはかかりません。ですので、「すべての設定をリセット」を試す前に思い当たるパスワードを入力しまっくてください。

 

まとめ

便利な機能ですが、少し間違えると端末を初期化してしまう可能性がありますので、大変注意してください。また、「iOS11以降」でないと暗号化をリセットできないので、「iOS11以前」の場合はiOSアップデートを行ってから作業をお願いしますね!

 

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