みなさんは、会社の携帯電話にセキュリティ対策してますか?今は情報社会ですので、個人情報が悪徳業者の商売道具になってる状況です。それだけ個人情報は価値があるということですよね。
では、みなさんの携帯電話からは情報漏洩しないんでしょうか?
いえ、してしまいます。
「今までは無かったから大丈夫!」と思っていても、年々情報漏洩は増えていますし、ウイルスの種類も増え続けています。油断していた人が被害にあっているんですね。しっかりと対策をしていないと、割と簡単に漏洩してしまいますからね!そこだけは頭に置いておきましょう!
ちなみに2016年の情報漏洩件数は40億件を超えたみたいです。全人類で約75億人ですので、全然無関心ではいられない数字ですよね。私が言いたいのは、必要最低限の対策は必ずすべきだということです!自分の個人情報がよくても、みなさんの家族や同僚、取引先やお客様まで多くの人に迷惑がかかってしまうんですから!
そこで!今回は法人契約で携帯電話を持っているアナタ!ぜひぜひ、対策をしてもらいたいです!そこで今回紹介するのは、KDDIのSmart Mobile Safety Managerです。略してSMSMと言われています。
KDDI Smart Mobile Safety Managerとは何なのか?
KDDI Smart Mobile Safety Managerは管理者がデバイスを一元管理し、セキュリティ機能や管理機能を提供するサービスです。セキュリティ機能や管理機能といっても幅広いです。ざっくりできる内容をまとめてみました。
- デバイス資産管理(所有者管理、シリアル管理、OS管理など)
- 遠隔ロック
- 遠隔ワイプ
- パスコード強制設定
- パスコード削除
- 位置情報取得
- Webフィルタリング機能 ※オプション機能
- 連絡先バックアップ(androidのみ) ※オプション機能
- メッセージ通知 ※オプション機能
- アプリケーションのウイルス検知(androidのみ) ※オプション機能
などなど、豊富な機能を搭載しています。
導入するメリットとは
メリットは大きく3つです。
- デバイス資産の一元管理ができる。
- 会社専用のセキュリティポリシーの作成ができる。
- 紛失時の遠隔サポートが充実している。
①デバイス資産の一元管理ができる
法人契約で携帯電話を購入する場合、おそらく複数台の契約をすることが多いのではないでしょうか?10台、50台、多ければ100台以上を管理者が管理しようと思うとエクセルなどのデータでは管理するのが非常に大変です。従業員の入れ替わりや、機種変更や故障時の端末入れ替えが頻繁にある場合、管理が困難な状況になってきます。
そこで「KDDI Smart Mobile Safety Manager」の出番です。端末1台ずつに管理ポータルを一度インストールすると、端末のあらゆる情報を取得し、管理画面に表示をしてくれます。ユーザーやシリアル番号、OSのバージョンから機種の型番まで把握できるので、管理が非常に容易になってきます。
などなど、サポート役として非常に優秀な働きをしてくれます。
デバイス管理画面はこちら
シリアルやOSバージョンなどの機器情報画面はこちら
インストールアプリを確認するアプリケーション一覧画面はこちら
②会社専用のセキュリティポリシーの作成ができる
法人で携帯電話を利用する上で情報漏洩を防止するということは重要な項目です。スマホには連絡先などの個人情報だけではなく、メールや書類なども多く保存されています。最悪の場合、スマホ経由で会社のサーバーに侵入されるケースもあります。
それらのケースを防ぐために会社専用のセキュリティポリシーを作成・設定することで、制限をかけることができます。会社が一元管理してセキュリティポリシーを設定することで、統一したセキュリティレベルで制限することができるのです。例えば、こんな制限が可能です。
- スマホを1分以上触っていない場合は自動ロックをかける
- 6文字以上の英数字混在のパスコードを必須化する
- パスコードは90日に1回必ず変更させる
- カメラの利用をできないように制限する
パスコード制限の管理画面はこちら
機能制限の管理画面はこちら
App制限の管理画面がこちら
メディアコンテンツ制限の管理画面はこちら
会社独自にカスタイマイズをして、セキュリティ対策を万全なものにしましょう。ちなみに人によって制限を変えることもできるので、最低限のパスコード設定は統一にして、役員はカメラ許可にしたりすることもできます。
③紛失時の遠隔サポートが充実している。
②のセキュリティーポリシーと少し被っていますが、万が一の紛失した時の対策が充実しています。紛失した時にしないといけないのは、「不正利用の防止」と「無くした端末の発見」です。まずは「不正利用の防止」をしないといけません。
「KDDI Smart Mobile Safety Manager」では遠隔でデバイスをロック、削除が可能です。
リモートロックの管理画面はこちら
こちらの「ロックメッセージ」にデバイスに表示させたい文字を入力します。「電話番号」にデバイスに表示させたい電話番号を入力します。入力を完了して「実行」を押すと、リモートロックが実行され、入力したメッセージと電話番号が表示されます。
但し、このリモートロックは簡易的なものでパスコードを読解されてしまうと解除されてしまいます。デバイスが「iOS9.3以上」の場合は紛失モードを推奨します。
紛失モードの管理画面はこちら
紛失モードの管理画面はリモートロックとほぼ一緒です。リモートロックの違いとして、管理者側からロックをかけることができるので、こちらが紛失モードを解除しない限りデバイスを利用できません。また、紛失モードにすると位置情報をリアルタイムで取得することができます。
位置情報の管理画面はこちら
「実行」を押すだけで、最新の位置情報を取得できます。位置情報を取得すると地図上にピンで位置を表示してくれます。
位置情報画面はこちら
まとめ
一番大事なのは情報漏洩を防ぐ為に「適正な対策をしていたかどうか」が企業には求められているのです。大企業でも情報漏洩をしている時代ですので、すべてのパターンを防ぐことは難しいかもしれません。
ですが、対策をしていれば標的になるリスクは低くなりますし、万が一情報漏洩した時の被害も最小限に抑えることが可能でしょう。最低でも紛失した時やパスワード設定などのルール決めはしておいた方がいいでしょう。
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