
私は前職ではLINEを利用していました。中小企業がメインの営業で、LINEが普及していたので非常に連絡を取るのに重宝していました。
そんな時に有名人のLINE流失事件がありましたよね。LINEの乗っ取りや不正アカウントの利用により個人情報の流出が騒ぎになりました。

そこから、LINEを法人で使うにはリスクが大きすぎるんですよね。
そこで会社で利用するようになったのが「LINE WORKS」というサービスです。このLINE WORKSについて今回は紹介したいと思います。
LINE WORKSって何?

簡単にいうと「法人版のLINE」です。基本的な機能はLINEと同じなので、LINEと同じように使えます。ではLINEとLINE WORKSの違いは何なんでしょうか?
LINEとLINE WORKSの違いって何?
LINEとの違いとして、LINE WORKSの大きな特徴は2つです。
- セキュリティが強力
- 豊富な機能を搭載

セキュリティが強力
LINE WORKSは最高レベルのセキュリティを備えています。SOC、ISO/IEC27001、27017、27018といった国際認証評価をクリアし、最高レベルのインフラ運用を行っています。
また、日本国内のデータセンターから全サービスを提供しており、数万規模のユーザーにも対応できるほど充実しています。まさに日本の企業向けに特化されたサービスといっても過言ではないでしょう。

遠隔でロックやデータ削除が可能ですので、盗難や紛失時の情報漏洩を防ぐことができます。そもそも端末にデータを保存できないように制限をすることも可能です。
企業の担当者がLINE WORKSのパスワードや、トーク履歴までを確認・管理することができるので、端末紛失時や退職時などでの情報漏洩リスクを回避することが可能なのです。
豊富な機能を搭載
LINE WORKSはLINEと同じトーク機能をもっていますが、豊富な機能をご紹介いたします。
- トーク(LINE⇔LINEWORKS間も可能!)
- グループトーク
- スタンプ機能
- ノート機能
- フォルダ機能(写真や書類を格納できます!)
- 音声通話
- ビデオ通話
- グループ音声通話
- グループビデオ通話
- 画面共有(PC画面を共有しながら通話できます!)
- 既読メンバーの確認機能
この中でも「ノート機能」や「フォルダ機能」は非常に便利!
引用:LINE WORKS
これらの機能を使えば、写真やPDF・ExcelやWordなどの書類を格納しておくことができます。

あとチームで使う場合は「既読メンバーの確認」も地味に便利!
個人向けのLINEであれば「何人が既読したか」は分かりますが、「誰が見たか」までは分かりません…
それがLINE WORKSであれば、「誰が既読して、誰が見ていないか」が分かるようになります。

- 社内掲示板機能
- 連絡事項投稿機能
- 既読メンバーの確認機能
仕事で便利になるのが「社内掲示板」と「連絡事項投稿」です。
引用:LINE WORKS
災害時での緊急連絡や、社内イベントの共有など、多くの人に情報を共有したい時にとても役にたちます。
- カレンダー機能
- メンバー予定表確認機能
カレンダー機能は自分のスケジュール管理に役立ちますが、チーム全員の予定を確認できるのにも便利!
- アンケート作成機能
これは会議や社内イベント、飲み会などの出席確認や、社内の情報収集にもおすすめの機能です。

- メール機能(独自ドメインも設定可能!)
- ウイルス・マルウェア検知機能
- なりすましメール警告機能
- フィルタリング機能
- リマインダー機能
- 送信取消機能
- 開封確認機能
LINE WORKSはチャット機能だけでなく、メール機能も使えちゃいます。つまりLINE WORKSがあれば、ビジネスで使うツールの多くは解決できてしまうんです。

- フォルダ共有機能
- リンク共有機能(パスワード認証、ワンタイムパスワード認証が可能!)
- ドキュメント内の全文検索機能
- ファイルバックアップ機能(履歴確認と復元が可能!)
LINE WORKSの便利な機能とは
LINE WORKSの豊富な機能の中から、オススメの機能をいくつか紹介したいと思います。
①既読確認
グループでトークをしている時に誰が既読したかを簡単に確認できます。
LINEでもお馴染みの既読という文字を押すと、既読したメンバーが一覧で出るというものです。法人では情報共有ができているかどうかの確認は非常に重要です。
かといって、1人1人確認していてはグループで情報共有した意味がありません。その手間を省くことができるのが、既読機能です。
②PCで見れる
当たり前の機能かもしれませんが、法人利用では重要なポイントです。
社員全員で利用する場合、モバイルを貸与する必要がでてきます。仕事で利用するので個人のデバイスとは分けたいですよね。でも、内勤の方にとってはデバイスを貸与されても実務で使う機会が少ない場合があります。
その場合、無駄な費用がかかってしまいますよね。

勿論、デバイスとPCの2つで利用することもできます。ぜひフル活用しましょう!
③LINEとLINE WORKSは併用できる
社長や自営業の方が喜ぶ機能です。

仕事とプライベートを分けて使いたいけど、デバイスは1つで使いたいって方には、嬉しいことですよね!
④管理者による一元管理ができる

パスワード忘れや紛失時のロック・削除まで簡単に対応することができます。
通常のLINEであれば端末を紛失したら、どうしようもありません。パスコードを解除されてしまうと見られてしまいます。そういった情報漏洩対策にもメリットがあります。
また、LINE WORKSを通したトーク履歴を全て管理者画面で確認することができます。これは賛否両論あるかと思いますが、故意的な情報漏洩や情報持ち出しの抑止力になります。
⑤グループウェアとして活用できる
トークだけでなく、カレンダーやドライブ、掲示板やメールなどグループウェアとしての機能も搭載しています。
LINE WORKSだけで業務を大きくサポートできるのは間違いないですね!情報共有や業務効率改善のツールとしても十分魅力的なサービスとなっています。
LINE WORKSで少し残念なのはこれだけ?
これだけLINE WORKSは充実していますが、欠点はあります。そこまで大きな欠点ではないですが、ご紹介しておきます。
①LINEとLINE WORKS間でグループをつくることはできない。
LINEとLINE WORKSのアカウント間でグループを作成することができません。但し、LINEとLINE WORKS間の1対1のトークは可能です。
どうしてもグループを作成する必要がある場合は、LINEで運用するしかありません。
- LINE⇔LINE WORKS間での1対1のトーク
- LINE WORKS⇔LINE WORKS間での1対1のトーク
- LINE WORKS⇔LINE WORKS間でのグループトーク
- LINE⇔LINE WORKS間でのグループトーク
②有料のサービスである。
LINE WORKSは有料のサービスです。価格はリーズナブルで、1アカウント月額300円〜1,000円程度です。1年間の契約をしなかった場合は、1アカウント月額360円〜1,200円と少し価格が高くなります。

③スタンプの種類が少ない
LINE WORKSはLINEほどスタンプの種類がありません。また、スタンプの購入ができないので初期に入ってるスタンプ848個だけ利用できます。
自分の気に入ったスタンプを使いたいって人には少し残念かもしれませんが、仕事で使うことなのであまり気にすることはないかもしれませんね。
④法人契約しかできない
法人契約しかできないのです。LINE WORKSを申し込みする際に「会社名」が必要となります。個人契約で考えていた方は残念ですが、法人契約で進めましょう!
まとめ
最近は働き方改革でより業務の効率化が注目されています。
また情報社会と言われるほど、セキュリティ対策も重視されています。なかなか全てをクリアしたサービスはあまりないですが、このLINE WORKSはクリアできている優秀なサービスです。

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