あなたの家族や友人で、格安SIMを使っている方は多いですか?
モバイル社会研究所によると、格安SIM(MVNO)の普及率が2019年に18%に達したというデータを発表しています。
引用:モバイル社会研究所
実は格安SIMユーザーが結構増えてきたことが分かります。
ですが、まだ格安SIMに変更したくても「よく分からない…」「難しそう…」という理由で何もされていない方も多いはず…
ということで、3大キャリア+ワイモバイルの携帯電話を6年間販売していた僕が、詳しく解説していきたいと思います!
Contents
格安SIMってなに…?
格安SIMとは名前の通り「通信費が安いSIM」のことで、ドコモやソフトバンクなどよりも安くスマホが使えるようになるのです。
fa-external-link補足格安SIMを提供してる会社のことを「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」といいます。
今まで使っていた電話番号も引き継げるので、より簡単にMNPができるようになりました。
大手3キャリアとの違い
大手3キャリアとの大きな違いは2つ、価格と通信速度です。
価格がとてもリーズナブルな代わりに、通信速度は3社と比較すると遅め。
通信が遅い理由としては、各MVNOが3社のネットワーク回線をレンタルしているからです。
簡単にいうと、大手に比べて通信できる量が限られているので通信速度が制限されているという感じになります。
格安SIMの選び方とは…?
格安SIMを選ぶのは少し難しいと思っている方もいますよね?
たしかに細かいプランや条件は複雑で、よく分からないかもしれません。
ですが7つのポイントさえ覚えておけば、大きな失敗はしないので安心してくださいね!
価格
料金を下げたいから格安SIMを使いたいので、「価格」を見るのは当たり前ですよね!
各社によって価格帯は様々ですが、この目安価格を参考にするといいでしょう。
目安価格
1~2GB | 1,000円~1,800円 |
3~5GB | 1,500円~2,500円 |
6~9GB | 2,100円~4,000円 |
10~19GB | 3,000円~5,000円 |
通信速度
最も重要なポイントなのが「通信速度」です。
どれだけ安くても、くっそ遅い格安SIMはいりません。仕事になりませんからね。
通信速度の目安
~1Mbps | 遅い | サイト閲覧やSNS利用ですら、サクサク動かないレベル。 |
2~9Mbps | 普通 | サイト閲覧やSNS、ゲームアプリなどは普通に動く。動画閲覧は少し厳しい… |
10~20Mbps | 速い | ほとんどの作業で不自由なく動く。YouTubeなどの動画閲覧でも普通に使えるレベル。 |
20Mbps~ | 高速 | 全ての作業で快適に動く。動画閲覧でも止まることなく使えるレベル。 |
通信速度の目安としては「下り10Mbps」を超えているかどうかがポイント。
長時間の動画などを閲覧するには少し物足りないですが、一般的な使い方であれば不自由しません。
- ワイモバイル
- UQモバイル
通信エリア
格安SIMによって利用できる通信エリアが違います。
- docomo
- au
- SoftBank
格安SIMは上記のどこと提携しているかによって、使える範囲が変わってくるので気をつけましょう。
格安SIMの中には全ての通信会社と提携している会社もあります。
- mineo
- LINEモバイル
データ容量
快適にスマホを使いたいのであれば、1ヶ月に通信できるデータ容量も忘れてはいけません。
契約したデータ容量を超えると通信速度が著しく制限されて、非常に使いづらくなります。
データ容量を決める方法としては、今までの利用量を参考にするのがいいでしょう。各キャリアのマイページから調べるのが一番正確です。
アプリを使ってデータ通信量を確認する方法もあります。
アプリを入れてからの集計になるのですぐには通信量が分かりませんが、登録作業不要で簡単に使えますのでおすすめです。
fa-external-link関連【iOS】現在のデータ通信量を簡単に確認できるアプリ3選はこれ!
すぐにデータ通信量を確認したいけど面倒なのは嫌という方は、「1GBあたりの通信量目安」を参考にして頂けるとイメージしやすいので、こちらも合わせて読んでみてくださいね。
端末のセット購入
格安SIMを契約する時に「SIMだけを契約」するか、「SIMと端末をセットで契約」するかの2つがあります。
基本的には今まで使っていたスマホを使い続けるのが一番お金がかかりませんが、新しくスマホを買う方はセットで契約する方がお得になるケースもあります。
- 端末代(セット契約) fa-arrow-right 1,980円
- 端末代(Amazon) fa-arrow-right 26,000円
実際に僕がワイモバイルで購入したのがこちら。
アウトレット品ですが、届いた商品は新品同様で擦り傷1つありませんでした。
残念ながら、格安SIMで最新iPhoneをセット契約することはできません。格安SIMで最新iPhoneの取り扱いができないからです。
fa-exclamation-triangle注意ちなみに今までのスマホを使う際は、スマホのSIMロック解除をしておきましょう。ロック解除ができていないと、使えない場合があります。
解約金・契約の縛り
格安SIM契約時の大きなデメリットは「解約金」と「契約の縛り」ですよね。解約時に高額な違約金を取られるのは、契約前の障壁になります。
ただ残念ながら、ほとんどの格安SIMは解約金が10,000円程度かかる所が多いです。特に他社に転出する時にはほぼ費用がかかります。
一部の格安SIMでは月額料金が少し高くなりますが、解約金がかからない料金プランもあります。自分の使い方と相談してみてくださいね。
fa-pencil-square-o補足(2020/4/22)2年縛りや高額解約金の緩和が始まり、違約金0円の格安SIMも増えてきました。
その他オプション
価格や通信速度の他に、格安SIMによってオプションが大きく変わってきます。
- 通信量の分け合い
- 通信量の繰り越し
- 通話定額
- 通信カウントフリー
特に通信量の分け合いや繰り越しは、データ通信量を効率よく使うことができるのでおすすめです。
またLINEモバイルやUQモバイルでは、特定のSNSのデータ通信量がゼロになる「通信カウントフリー」も導入されています。SNSの利用がメインの方におすすめです!
おすすめの格安SIMは…?
7つの選び方をふまえて、おすすめできる格安SIMを3社ご紹介します。
特にUQモバイルとワイモバイルは通信速度の安定感が段違いです。
UQモバイル
UQモバイルは通信速度に定評がある、人気の格安SIMです。
他社よりも料金プランはちょっと高いですが、毎日快適に使えるので断然おすすめです。
- スマホプランS fa-arrow-right 1,980円
- スマホプランM fa-arrow-right 2,980円
- スマホプランL fa-arrow-right 3,980円
fa-exclamation-circle2台目以降は上記価格から500円安くなるので、家族で使うとよりお得になります。
また端末セット契約でiPhoneも選択できるので、UQモバイルはiPhoneユーザーにもおすすめです。
その他オプションとして「データ繰り越し」と「節約モード(ターボ機能OFF)」も魅力的。データ通信容量を無駄にせず、特定のSNSでは通信量を使わずに楽しむこともできます。
これだけ魅力的なUQモバイルですが、スマホプランはなんと解約金や契約の縛りがありません。いつでも解約できるので、解約時の心配をすることなく使うことができます。
高速通信とデータ容量を賢く使いたいなら、UQモバイルがおすすめです!
UQモバイルについて
通信速度 | 速い |
通信エリア | au |
通信容量 | 3GB・9GB・14GB |
セット購入 | あり(iPhoneも対応) |
解約金 | なし |
契約の縛り | なし |
その他オプション | データ繰り越し・通話定額・通信カウントフリー |
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ワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクグループの子会社で、高速通信で絶大の人気を誇る格安SIMです。
一番の魅力は圧倒的な通信速度!
ワイモバイルはどの時間帯でも10Mbps以上の速度が出ることが多く、とても快適に使えています。状況によっては大手キャリアと遜色ないほどの通信も可能です。
しかし正直なところ料金プランは他社に比べて少し高く、料金を最重視される方にはおすすめできません。
- スマホベーシックプランS fa-arrow-right 1,980円 fa-angle-double-right 2,680円(7ヶ月目~)
- スマホベーシックプランM fa-arrow-right 2,980円 fa-angle-double-right 3,680円(7ヶ月目~)
- スマホベーシックプランL fa-arrow-right 3,980円 fa-angle-double-right 4,680円(7ヶ月目~)
しかし家族で2台以上使ったり、自宅の固定回線がソフトバンクだったりと、特定の条件が揃うとUQモバイルに近い価格で使うことができます。
またワイモバイルは10分以内の通話がタダになる「通話定額」も含まれた価格になっているので、月に何回か通話をする方にはおすすめです。
他にもタイムセールやアウトレットなどの、端末セット購入のメリットが大きいのも特長的!Amazonで10,000円はするスマホも、セット契約であれば1,000円台で手に入ることもあります。
またYahoo!ショッピングやPayPayなどと提携しているのでポイントが貯まりやすくなっています。買い物にも強いサービスが多いので、ショッピング好きな方はぜひ活用を!
高速通信と充実したサービスを求める方には、ワイモバイルがピッタリでしょう!
ワイモバイルについて
通信速度 | 速い |
通信エリア | SoftBank |
通信容量 | 3GB・9GB・14GB |
セット購入 | あり(iPhoneも対応) |
解約金 | 0円 |
契約の縛り | なし |
その他オプション | 通話定額 |
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LINEモバイル
LINEモバイルはSNSをよく使う方におすすめの低価格な格安SIMです。
数少ないマルチキャリアに対応しており、docomo・au・SoftBankのどの回線でも契約できるようになっています。
- 音声通話SIM 500MB fa-arrow-right 1,100円
- 音声通話SIM 3GB fa-arrow-right 1,480円
- 音声通話SIM 6GB fa-arrow-right 2,200円
- 音声通話SIM 12GB fa-arrow-right 3,200円
ここからがLINEモバイルの特長で、上記プランに追加で「データフリーオプション」を申し込むことができるようになっています。
データフリーオプションには3種類あり、あなたのよく使うSNSによって選択肢が変わってきます。SNSをよく使う方にはとても嬉しいサービスです。
データフリーオプションの種類
追加料金 | 対象サービス | |
LINEデータフリー | +0円 | LINE |
SNSデータフリー | +280円 | LINE |
SNS音楽データフリー | +480円 | LINE LINE Music |
その他にも家族や友人とデータ通信量をプレゼントしたり、余った分は翌月に繰り越したりすることができます。
LINEモバイルは月額料金を節約して、SNSやデータ通信を楽しみたい方におすすめです!
LINEモバイルについて
通信速度 | 速い |
通信エリア | docomo・au・SoftBank |
通信容量 | 500MB・3GB・6GB・12GB |
セット購入 | あり(iPhoneも対応) |
解約金 | 1,000円 |
契約の縛り | なし |
その他オプション | データ繰り越し・分け合い・通話定額・通信カウントフリー |
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【まとめ】格安SIMの失敗しない選び方とおすすめ3社
格安SIMの選び方とおすすめをご紹介してきましたが、もう一度まとめておきます。
この7つを重視して選べば大丈夫でしょう。
格安SIMを選ぶ時は価格だけでなく、通信速度やその他オプションなどをふまえて総合的に評価することが大事になってきます。
その中でもご紹介した格安SIM3社はおすすめです。
もしどれにするか悩んでしまって決めきれない場合は、上記3社を選んで見てはいかがでしょうか。